この記事は2022年4月23日に公開した記事をリライトしました。
過去の記事で「ニットプロの付け替え輪針だとマジックループがやりにくい」と言ってから、原点回帰して4本針で袖などの小さい輪編みをしていました。
ニットプロの付け替え輪針でマジックループがやりにくい理由は、ケーブルが硬いせいです。
だったら柔らかいケーブルがあればいいわけですよね。
あったんですよ。
その柔らかいケーブルを使えば、難なくマジックループで編むことができました。
今回はマジックループにも使えるニットプロの付け替えケーブルのレビューです。
ニットプロの付け替え輪針ではマジックループがやりにくい件についての全文はこちらをどうぞ。
マジックループもできるニットプロの付け替えケーブルはこれだ!
わたしはクロバーの匠の付け替え輪針とニットプロのシンフォニーウッドの付け替え輪針を持っています。
それぞれのお気に入りポイントと、残念ポイントは以下のとおり。
ケーブルは柔らかくマジックループ自体はやりやすいが針先が丸くて編みにくい
針はとがり具合が丁度良く編みやすいがケーブルが固くてマジックループがやりにくい
針自体はニットプロのシンフォニーウッドの方が編みやすいので、小さい輪編みをするときはシンフォニーウッドの5本針を使用していました。
でもそれはもう過去の話。
マジックループがやりやすい付け替えケーブル
わたしが持っていた付け替えケーブルは紫色なのですが、「色によって固さが違う」というどこかでの商品レビューを思い出し、そのレビューを参考に買ったのがピンクのケーブルです。
ピンクのケーブルには2cmごとに印がついています。
※ピンクのケーブルも紫のケーブルも100cm用のケーブルですが、ピンクの方が3cm短いです。
画像では分かりにくいですが、紫のケーブルとピンクのケーブルの柔らかさを比較すると、確かにピンクのケーブルの方は柔らかいです。
「これは期待できるぞ!」となり、試しにマジックループで使ってみました。
「編める。編めるぞ。(ムスカさん状態)」
ということで、ニットプロの付け替え輪針でも難なくマジックループができるようになりました。
まとめるとこのようになります。
・ピンクのケーブル
マジックループがやりにくい付け替えケーブル
さて、当記事を公開した2022年4月23日時点では、付け替えケーブルのカラーは紫とピンクのレビューのみでしたが今回黒の120cmケーブルを購入しました。
ケーブルの硬さはマジックループがやりにくかった紫と同じで、マジックループはやりにくいです。
ということでまとめるとこうなります。
・紫のケーブル
・黒のケーブル
ただマジックループのやりやすさ・やりにくさは、同じ硬さのケーブルでも糸の太さや捻の強さ、編む人の癖によって違うかもしれないですね。
ですが、硬いケーブルよりは柔らかいケーブルの方がマジックループがやりやすいと思います。
よってまとめるとこのようになります。
※ピンクは確実ですが他の色は調べるか自分で経験しましょう。
道具の選択肢は多い方が良い
編み物仲間の間で「マジックループ派?4本針派?」という話題があったのですが、みなさんはどうでしょうか。
以前はなるべく道具を少なくしたいという思いがあったので、汎用性を求めて「ニットプロの付け替え輪針を揃えたら、4本針なんて要らないなぁ。」ということで、わたしはマジックループ派でした。
しかしマジックループがやりにくい問題から4本針も見直すようになり、結果として小さい輪編みをするときの選択肢が、マジックループと4本針の2つ増えました。
選択肢が増えるというはことは、シーンによってふさわしい道具を使うことができるということです。
たとえば帽子を編んでいて、途中まではマジックループでいいんだけど、一番最後は4本針の方がやりやすいなんてこともあります。
編みやすさ、仕上がりの良さを求めて「同じ役割の別の道具」を揃えていくというのも、ひとつの楽しみ方ですね。