編んでいる途中の毛糸をつなぐ方法はいくつかありますが、最適な方法で毛糸をつなぐことはキレイな仕上がりにもつながります。
ではどんな方法でつなぐのが良いのか?
ということですが、それは毛糸次第になります。
今回は毛糸の特徴に合わせた毛糸のつなぎ方を紹介します。
糸始末の量は糸の付けたし方次第
毛糸のつなぎ方で一番有名と言えるのはた結びでしょうか。
はた結びの特徴は、ほどけない、結び目が小さいということですが、はた結びでつないだ毛糸で編むと結局は結んでいることが分かってしまいます。
また、結びの糸端を編み地にくぐらせるなどの糸始末が必要になります。
このことからわたしは絶対に糸は結びません。
ではどうするのかというと、段の始めで糸を付けたしたり、一目だけ一緒に編んで糸端を編み地にくぐらせたりと、いくつかの方法を取っています。
この件についての詳しい話はこちらの記事をどうぞ。
こちらの記事で紹介している糸の付けたし方は、糸と糸を繋いでいません。
あくまで編み地に「付け足す(継ぎ足す)」方法です。
糸端をとじはぎに利用するのも有効な手段だとわたしは思っていますが、糸端の長さが糸始末をするのに足りない場合は糸を付け足すことになり、とじはぎのために付け足した糸でさらに糸端が増え糸始末が重なり、そこだけ厚みがでたり、ごろついたりします。
わたしとしてはもっと糸始末がいらない方法が知りたい。
そんなときに知ったのが以下の方法です。
毛糸を結ばないでつなぐ2つの方法
一つ目は以下の方法です。
糸端をほぐして馴染ませる方法で、とてもシンプルでかんたんです。
この方法は以下の記事でも紹介しています。
実際にわたしも動画で使用している毛糸と同じもので同様につないでいますが、この糸の特徴は撚りがない、または甘撚りの糸です。
同様の特徴を持つ毛糸の場合にはとてもかんたんにできるつなぎ方ですが、撚りの強さ次第ではこの方法はうまくいきませんでした。
撚りが強めな場合でも結ばないで糸をつなぎたいと思っていたところ知ったのがこの方法です。
とじ針を使用し繋ぎたい糸同士を割って、くぐらせてつなぎます。
この方法で実際につないだのがこちらです。
と言ってもこの時に編んでいた糸もそこまで撚りが強いわけでもないのですが。
※もっと撚りが強い糸で編んだらこの写真も差し替える予定です。
この状態で実際に編んで行きます。
糸をそのまま見るとちょっと太めになりますが、編んでしまえば目立ちません。
まとめ
糸始末はしたくない!
という人は多いと思います。
糸の太さ、撚りの強さ、素材、編んでいるものによって最適な糸の付けたし方があるかと思いますが、わたしが良く編む作品では、当記事で紹介した結ばない糸のつなぎ方はかなり重宝します。
わたしの様に糸始末をしたくない人はぜひ試してみてください。