全開公開した【針と糸の太さを変えるだけ!一番かんたんなサイズ調整の方法を試してみた】という記事を書いているうちにこのように思うようになりました。
「サイズ調整が苦手な人は英文パターンがオススメ」だなぁと。
これまでに英文パータンでいくつか編んで気づきました。
日本の編み図よりも英文パターンの方がサイズ展開が広いことに。
サイズ展開が広いことの最大のメリットは、小さいさん、背高さん、食べても太れないさん、わがままボディさんなど、いろんな体形の人に希望を持たせてくれること。
わたしのような小さい+わがままボディな人間でも、難しいサイズ調整がいらない。
それが英文パターンなのです。
サイズ展開が豊富な英文パターンならサイズ調整の計算が不要
日本の編み図って基本的にワンサイズしかないものが多いですよね。
近年ではサイズ展開を増やしたことを売りにする本も出てきましたが、海外のパターンと比べると圧倒的に少ない。
道行く人を見ると、XSサイズの人もザラにいるし、XLでも難しいかな?と思うような人もザラにいるのに。
平均・標準体形ではないみなさん、ワンサイズしかない編み図だと寂しい気持ちになりませんか?
わたしはなります。
わがままボディは努力でどうにかなっても、痩せたところで自分の本来の体形は平均よりかなり低い身長に平均より大きいバスト(昔ならトランジスタグラマーというやつ)。
既製品で体に合う服を手に入れることが不可能なのに、比較的自由なサイズで編めるはずのセーターの編み図すらも規格外の扱いをしてくる。
こんなに寂しいことはないですよ。
だけど英文パターンはサイズ展開が豊富なものが多いです。
最近見た一番多いサイズ展開は、XS~5XL!
自分サイズのパターンがあるということは、サイズ調整のための計算が不要であることに加えて、「わたし、今のままでもいいんだ」という自己肯定にもつながります。
英文パターンはいい意味で適当
体形というのは本当にさまざまで、わたしの様に背は低いけどバストが大きい人だと幅はLが良いけど丈はSが良い人もいますし、やせ形の長身の人だと幅はSでいいけど丈はLが良い人もいますし、腕だけが長い人(短い人)もいます。
英文パターンは試着をしながら調整するものがしばしばあり、そういう人たちでも、まずは長さをSサイズで合わせてから「もう少し長くしよう」というように編みながら決めることができます。
「〇〇cmになるまで編む」とか「好きな長さまで編む」とか。
編み図しかない場合には見られない文言ですよね。
この適当差が、着る人に合ったサイズを編む人がかんたんに調整できるポイントなんじゃないかと思います。
編み図も英文パターンもどちらも編めるもっと楽しい
これまでに英文パターンを編んだことがなくて、サイズ調整も苦手な人は、ぜひとも英文パターンに挑戦してみてほしいです。
計算嫌い!
という人でも難しい計算をしないですむから(ゲージによるけど)サイズ調整の計算がストレスになっていた人は、自分に合いそうなサイズで編めばストレスがないし、ストレスがなかったらもっと編み物が楽しくなります。
(計算してぴったりに仕上げるという楽しみ方もあると思うけど)
自分のサイズで編むことに苦労している人が多いことは、このブログの人気記事からわかります。
わたしも計算機でいろいろがんばったけど、最初からサイズ展開が豊富パターンがあれば苦労は減るわけです。
サイズ調整のスキルを身につけたい人ももちろんいると思いますが、そういうわけでもなく「自分が着られるサイズの編み図がない」というだけの理由で一生懸命計算しているならば、英文パターンで編む方が幸せになれるんじゃないかと思いました。