2024年2月14日バレンタインデー。
バレンタインデーにわたしにとっての最後の愛猫、りっちゃんが旅立ちました。
23歳でした。
“最後”というのは、多頭飼いしておりまして、みんな順当に天命を全うし、最後に残ったのがりっちゃんということです。
ネコとの別れは何度経験しても慣れません。
毎回寂しいし、胸がギュってなります。
とはいえ、わたしはこれからも生きていくのです。
生きていくからには楽しく生きたいです。
そのためにはやっぱり編み物です。
※メインビジュアルは在りしのりっちゃんと編みかけの三國万里子さんのアランカーディガンです。
そういえばニットセラピーってあったな
陰陰滅滅としているのはわたしも性分ではないので、気分が上がるような春色で編んだり、新しいプロジェクトに取り掛かりました。
春色は色だけで癒されます。
新しいプロジェクトは頭を使うことで寂しさを忘れます。
で、編んでいるうちにふと思い出したんですよ。
「そういえばニットセラピーってあったな」と。
けっこう懐疑的でしたね。
でも今ならわかります。
ニットセラピー効果は確かにある
と。
ニットセラピーについての記事を公開した当時の、わたしにとってニットセラピーとなる条件に「頭を使わないで編める模様」とありますが、今のわたしには頭を使う模様こそセラピー効果があると感じます。
人は本質的には一つのことしかできません。
(参考:道は開ける/デール・カーネギー)
なので頭を使う模様こそ、ニットセラピーの効果を感じました。
実際に一週間もたたないでお笑いを見てげらげら笑うし。
(最近よく聞くのはタイムマシーン3号)
ただ、まだ食事はうまくとれなくて元気なときと同じ内容、同じ量を食べるとお腹が痛くなります。
全快にはまだ時間はかかると思うけど、徐々にりっちゃんたちすべてのネコたちとの暮らしが楽しい思い出になるでしょう。
わたしと同じように今ペットロスで苦しい人へ
この記事を書いている今現在、わたしはもう苦しいわけではないですが、過去には回復に1年以上要したペットロスを経験しました。
腎不全、白血病、扁平上皮癌、老衰など様々なネコの最後を看取り、うち腎不全2匹と扁平上皮癌1匹の介護をしたわたしから、今ペットロスに苦しんでいる人に言いたいことが一つだけあります。
あなたと暮らした子(ネコ、犬、小鳥、爬虫類他すべてのペット)たちは言葉では「幸せだったよ」と言ってくれません。
でもペットロスになるような人がペットを大切にしなかったはずがないし、大切にされてたペットが幸せじゃないはずがないです。
(個人的にはペットって言葉はあまり使いたくないんですけど。)
「あぁしてあげたらよかった」
「こうしてあげたらよかった」
後から後からこういう思いは浮かびます。
できなかったこと、やらなかったことはいくつもあるでしょう。
でも、その子たちは幸せだったはずです。
さて、ここでペットロスを乗り越えるための方法として、わたしにとってに有効だった方法をいくつか残しておきます。
1)供養をきちんとする
2)手紙やノートに伝えたいことを書く
3)遺骨、遺影に毎日話しかける
ネコとお別れするたびに、供養というのはつくづく残された人間のためのものなのだと実感します。
まだしていない人は、好きなご飯をお供えするなど、なんでも良いのでしてみてください。
でも、これはほとんどの人がすでにやっていそうですね。
手紙を書いてどうするかはいろいろです。
取っておいてもよいし、買いて燃やしても良いと思います。
わたしは手紙を火葬のときにいっしょに棺に入れました。
遺骨、遺影に話しかけるのは傍から見ると「おかしくなった?」と思われそうですが、これも案外効果がありまして、「いつもそこにいる」って暗示にかかる感じです。
これで寂しくなくなります。
ペットロスの度合いは人それぞれですが、いつまでもペットロスでいても良いことはないのは確かだと思いますで、無理することはありませんがなるべく早く立ち直りたいですね。
そのためにわたしはこれからも、今までと同じように編み物を続けていきます。
ニットセラピー効果もありますしね。