夫に「以前編んでもらったミトンがぼろぼろになったからまた編んで」と言われ、余り糸消費プロジェクトを発動!
ここのところ大物ばかり編んでいたわたし。
ミトンなんていったい何年ぶりかしら?
編んだミトンで一番直近のものは4年前。
フェリシモのキットでかぎ針編みでした。
棒針で編んだものだと、さらに昔で6年くらい前。
そのときに編んだものは三國万里子さんの『編みものこもの/三國万里子(文化出版)』に掲載されているミトン。
かぎ針と棒針。
ミトンならばかぎ針で編む方が早いなぁ。
なんて思ったのですがいろいろあって最終的には棒針での編み込み模様のミトンになりました。
前のと同じで良いよと言われても
「これを編みたい」と能動的に編み始めるものは楽しく編めるんだけど「編んでほしい」をいわれちゃうと途端にやる気をなくすわたし。
お母さんに
「宿題やりなさい!!」
と言われたら
「今やろうと思ったのに!!」
となってしまうのと同じ現象。
パターンを探すのも糸を決めるのもめんどくさいなぁと思っていたら、それを察したのか「前と同じのでいいよ」と言われました。
やさしいw
ちなみに具体的なサイズ変更の考え方や編み方(?)は以下の記事で紹介しました。
これだったら「早く仕上がるし」と思ったけどこの糸だと足りないので前のと同じミトンは諦めて別の糸を探すことにします。
ほどよい残り加減のフェリシモのキットの糸とほどよい消費加減の編み込み模様のミトン
余り糸を漁ると以前編んだときのフェリシモのキットの残り糸がまとめて収納してありました。
さすがシリーズものなだけあって全部同じ太さです。
この余り糸で多色使いの編み込みミトンを編むことにします。
そういえば三國万里子さんの本にいくつか編み込み模様のミトンがあったよねぇ。
とぼんやり思い、三國万里子さんの本を片っ端からパラパラめくり、使いたい糸で編めそうなデザインを発見。
それが『きょうの編みもの』のフェアアイル柄のミトン。
やっぱり足りないから左右色違いでいく
配色は一番残量が多い色をMC(編み図にはMCとかの表記はないけど便宜上MCとここでは表記します)にして、他は適当に決めました。
レシピには各色の必要量が重さで表記されているので一応手持ちの糸も色ごとに重さを計ったのですが、指定糸で編むわけではないの参考にはなりません。
とりあえず、一番残量が多いのはベージュだったのでベージュをMCにします。
そして左手用の本体が完成。
ベージュ、絶対足りない。
配色変えて編み直すのめんどくさい。
自分が使いたいものだったり編みたいものだと編み直すけど。
(こういうところで作品に対する熱量の違いが分かる)
「ねーねー、色足りないから別の色で編んで良い?よね?」
(↑有無を言わせない聞き方)
「良いよ。ただ模様は同じにしてほしいなぁ。間違えて着けたみたいになっちゃうのは嫌だなぁ。」
とかなんだとか言いながら、配色も夫の提案でブルーとブルーグリーンの糸を入れ替えて編むことに。
なのでこうなる。
ブルー⇔ブルーグリーン
変なのw
と思ったけど、とりあえず配色を変えて右手用を編んでいきます。
リブがあと残り2段というところでベージュが終了。
リブの残り2段からベージュをオフホワイトに置き換えます。
そして親指の位置まで編んで気づく。
左手用の親指の位置が一段ずれている。
「あぁ。もう、これは解いて編み直そう。」
と、ひとまず右手用を引き続き編んでいくと、オフホワイトも足りない。
しょんぼりしながら、さらに余り糸を漁ると太さが近いオフホワイトを発見!!
ひとまずこれで右手を完成させます。
なんか右手用の配色の方がかわいいな。
と思ったので配色を右手用に合わせない?
と夫に提案するも
「うーん。ブルーとブルーグリーンは元のままでいいかな。」
ほう。
君はアシンメトリーが好みですか。
と思いながら左手の親指の段を直すためにリブまで解く。
そして「オフホワイトはQUEEN ANNYがあるんだから、模様編みのベージュはオフホワイトに置き換えてしまえ」となったので、
右手と同じように、リブの残り2段からオフホワイトに置き換えて左手を編みなおします。
本体が両手分編み終わったら次は親指を編みます。
途中からベージュをオフホワイトにおきかえたことにより、ほどいたベージュがやたら余ったので、親指をオフホワイトで編むことにします。
はい完成!
写真にとるとブルーとブルーグリーンの違いが良くわからないですが、わたしは右手用の配色が好み。
うん。
かわいいね。
ちなみに内側こう↓なっています。
試着してもらったら大きすぎましたw
ごしごし洗って縮絨させてみる?
と思ったのですが、「使えるからこのままで」ということで今回はふつうに水通ししておしまいにします。
首都圏にも雪が降った日、早速使ってくれました。
その夫のコメント。
三國万里子さんのデザインってやっぱりかわいい
久しぶりに三國万里子さんのデザインの小物を編んだけど、三國万里子さんのデザインってやっぱりかわいいですよね。
編み物情報リテラシーが上がった近年では、昔好きだったデザイナーさんの編み図でよりも、海外のデザイナーや、本などを発行していない隠れた(?)名デザイナーのパターンでばかり編んでいたけど、久々に昔夢中になったデザイナーのデザインを編むと「あ、そうそう。こんな感じだったよね。」と懐かしい気持ちになれました。
今回編んだミトンはこの本です↓
きょうの編みもの/三國万里子(文化出版)
リブがゆるくて脱げるからゴム入れようかな(自分でやるって。さすが元アパレル。)