週末には完成できちゃう! 超極太糸で編む三角ショールのレシピ

制作記録

朝晩冷えるようになり、毛糸が恋しい季節になりました。

わたしも夏糸を終わらせて冬糸に衣替えし、今の季節にぴったりの三角ショールを編みました。

コートには早いけど、シャツだけだと寒い。
そんな日に使えるアイテムです。

ざっくりと超極太の糸で編むので、集中力と経験値次第では週末に編み終わってすぐに使えます。

今回は編み図はなく、わたしが適当に編んだ三角ショールのレシピの公開です。

スポンサーリンク

全体の流れ

このショールは三角形の底辺から編み始めて、両端の2目内側で一目ずつと、中心の左右で一目ずつの計4目を2段ごとに増し目をしていき、好きな大きさになるまで編んでいきます。

増し目の方法は、偶数段でかけ目をして奇数段で前段のかけ目をねじり目します。

角3点のタッセルは好みによって、付けたり付けなかったりしてください。

今回のレシピは超極太で編んでいますが、もちろん太さもお好きな太さでかまいません。
ゲージもとる必要はありません。

好きなサイズになるまで糸がある限り編めます。

終盤ではかなり大きくなりますので、往復編みで編んでいきますが二本棒針より輪針が編みやすいです。

編みきりたい場合は糸の残りの長さに注意してください。
伏せ止めに必要な長さはこちらを参考にどうぞ。

作り目、止め、とじ・はぎに必要な糸の長さ一覧
編み始めの作り目をするとき。とじ針に別糸を通して目をとじるとき。パーツを接ぎ合わせるとき。 「糸はどれくらいの長さが必要か」を知っておくと便利かと思います。
スポンサーリンク

三角ショールの編み方

ここからは実際に使用した物と、編み方を順を追って紹介します。

糸と針はあくまでわたしが使用した物を紹介しているので、別の糸で編まれる場合はそれに合う針を用意してください。

使用した糸と針

使用糸
WOOL AND THE GANG / CRAZY SEXY WOOL
SHERPA BULE:150g、MUSTARD SALLY:80g、ROCKY GREY:87g
使用針
輪針12mm・100cmと80cmコード
その他
ハサミ、太い糸が通るとじ針
仕上がりサイズ
底辺:130cm、高さ:60cmの二等辺三角形(タッセル含まず)

注意事項

同じ糸で編む場合、針の太さは15mmがオススメです。手持ちの12mmで編みましたが、当初は編み地がきつくなりすぎて、硬い&重いショールになりました。

わたしが使用している輪針は付け替え式で、コードの長さが100・80・60cmしかなかったので、その中で一番長いコード100cmを使用していますが、最後は100cmコードでもいっぱいいっぱいになり、100cmコードと80cmコードを使って二本棒針の要領で編みました。


※100cmコードと80cmコードで編んでいる。画像はテスト段階のものなので模様がちょっと違っています。

お手持ちに120cmコードがあればそれが良いです。

編み方

編み図はかけないので以下より文章で編み方を紹介します。

奇数段は表を見て、偶数段は裏を見て編みます。

中心だけメリヤス編み、他はガーター編みなので中心以外はずっと表編みしかしません。
裏を見て編むときの中心だけが裏編みになります。

編み方詳細

1段目:指でかける作り目で5目作り、裏返す。

2段目:表編みを2目・かけ目・裏編み・かけ目・表編み2目、裏返す。

3段目:表編み2目・かけ目をねじり目(左上交差)、表編み・かけ目をねじり目(右上交差)・表編み2目、裏返す。

4段目:表編み2目・かけ目・表編み・かけ目・裏編み・かけ目・表編み・かけ目・表編み2目、裏返す。

5段目:表編み2目・かけ目をねじり目(左上交差)表編み・かけ目をねじり目(左上交差)・表編み・かけ目をねじり目(右上交差)・表編み・かけ目をねじり目(右上交差)・表編み2目、裏返す。

以降、偶数段では両端から2目内側と中心の左右でかけ目を計4か所する。
奇数段では前段のかけ目を、中心から右側は左上交差のねじり目、左側は右上交差のねじり目。

これを、好きな大きさになるまで繰り返します。


※画像はテスト編み段階のものなので模様がちょっと違っています。

最終段:表編みをしながら伏せ止め。伏せ止めは奇数段でも偶数段でも、お好きな方でかまいません。

配色のバランス

こちらのショールの配色のバランスは以下のとおりです。

MUSTARD SALLY:20段
ROCKY GREY:2段
MUSTARD SALLY:2段
ROCKY GREY:6段
SHERPA BULE:2段
ROCKY GREY:2段
SHERPA BULE:24段(伏せ止めの段含む)

ボーダーにする場合は細いボーダーなら色の入れ替えの時に糸を切る必要はありませんが、太いボーダーにする場合は、都度糸を切って糸端を処理した方が良いと思います。

テストの段階では2段ごとの入れ替えを3回にしていましたが、なんだかクドイ感じがしたので1回だけにしました。

タッセルの作り方

何かに糸を巻きつけます。

なんでもいいのですが、ある程度硬くて薄いものがいいです。

あれば、ダンボール等の硬めの紙を10cm四方くらいに切って糸を巻きつけるためのベースを作ります。
今回はゴミを捨てたばかりで程よい硬さの紙がなかったので、TDLのお土産の缶のフタを使いました。

このフタにグレーの糸とマスタードイエローの糸をまとめて持って、8周巻きます。
タッセルの糸の色は、3色で作ったらなんだか色が混雑していたので、ショール本体での使用量が少ない2色だけにしました。

巻いたら輪を束ねます。

付けた時の糸端の処理のために、付ける場所のベースの色に合わせます。
付ける場所に合わせた方が処理した糸が目立ちません。

輪を束ねたら、束ねた場所から2cmほど下の部分を束ねます。

束ねたら下の輪をハサミで切ります。
ハサミで輪を切ったら、束ねるために使ったマスタードイエローの糸を糸の束の中に入れ込みます。

この作り方で、タッセルを3つ作ります。

ここからタッセルの仕上げです。

すべての輪を切っただけの状態だと、おそらく長さはバラバラだと思うので少しずつつ端から切り落として形を整えます。

この最後の仕上げの段階は一気にやった方良いです。
時間をおくと仕上げの切り落としで、切りすぎるものが出てきたりして大きさがバラバラになりがちです。

タッセルをショールの3点に付けたら完成です。

スポンサーリンク

終わりに

着こなしをいろいろ考えてみました。

カウルのように巻きつけると、顔が埋もれて温かいし、あざと可愛い(多分)。
ショートコートとかに良さそう。

「ちょっと寒いなぁ」という日は普通に肩掛けが無難?

結ばない方がいいかな。結び目とタッセルがごつい。
結ばないで肩にかけっぱなしの方が良さげ。

カブトピンで留めるのもいいかな?

ちなみにバックスタイル。

もし気に入ったら編んでみてください。

このレシピは、増し目の仕方さえわかれば自由にアレンジができます。
段染め糸で色の出方を楽しむのもいいし、細めの糸で編むのも上品で素敵だと思います。

もしこの記事を参考にして改変・編み図にする場合や、SNS等で発信する場合は参考としてこちらの記事のURLを記載していただけると嬉しいです。

タイトルとURLをコピーしました