【検証】手編みのセーターをドラム式の洗濯機で洗ったら型崩れするのか

お役立ち

「手編みのセーターって洗濯機で洗っても大丈夫?」と思っている人は多いと思います。

だけどわたしは手編みのウールやアルパカなどの動物由来の素材を多く含む手編みのセーターは以下のような理由から絶対に手洗いしています。

縦型の洗濯機(買い替え前がこれ)
おしゃれ着コースはセーターがしっかりと洗剤を含んでおらず洗濯できていなかったから。

ドラム式の洗濯機
脱水だけを洗濯機で行ったら激しく縮んだ。

脱水で縮ませたお話はこちらをどうぞ。

だけど、手編みのセーターを手洗いするのって大変です。

なのでできれば洗濯機を使いたい。

だったら「何がダメで何が大丈夫なのか」を見極めたら良いわけです。

(`・ω・´).+゚.。oO(今回初めてAIが作ったフリー素材を使いました。)

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ドラム式洗濯機でもおしゃれ着コースなら手編みのセーターも縮まないのか

以前の脱水で縮んだという失敗の原因は

「洗濯機の脱水機能の設定をきちんとしていなかった」

ということに尽きますので、ドラム式が悪いわけではありません。

それに洗濯機にはもともと「おしゃれ着コース」というコースがあるのです。

おしゃれ着コースで洗えるものの一覧には「ウール、カシミヤ、アンゴラのセーター、カーディガンなど」と記載があるので「洗えないわけはないでしょ」と思います。

だけど、わたしには過去の過ちにより少々この機能について懐疑的なわけで。

でも、やっぱり楽に洗濯はしたいわけです。

ということで犠牲になってもよい自身の手編みのセーターで、おしゃれ着コースで洗濯したらどうなるかを検証してみました。

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ドラム式洗濯機のおしゃれ着コースで手編みのセーターを洗ってみよう

今回検証を行うのはこのセーター。

セーターに限らず手編みの作品の洗濯で「縮む」などの型崩れを起こしやすいかどうかは、素材(糸の組成)と編み方(模様やデザイン)によって変わると思うのでそれらのセーターの特徴を以下のようにまとめておきます。

糸の組成:アクリル85%、ウール15%
デザイン:ボトムアップ、ラグランスリーブ、パーツは全てはぎ合わせ、鹿の子編み

上のメモを見ると、糸の組成にアクリルが多いことと、前後身頃と左右袖の4つのパーツをはぎ合わせる構造から、型崩れは起こりにくいと予想します。
※アクリルは合成繊維なので縮みや伸びが起こりにくい。

型崩れの検証方法

セーターの型崩れは結果としてあらゆる寸法が伸縮している状態なので、重要なポイントの寸法を洗濯前と洗濯後に測って比較をします。

採寸ポイントは以下の通りです。

採寸ポイント

元パタンナーの夫に「ここを測っておくとよい。」と言われたところを計りました。
※単位:cm

①身幅:53.0
②身丈:56.0
③袖幅:19.0
④袖丈:63.5
⑤外天幅:23.0
⑥前下り:7.5

上記6つの採寸ポイントがどのように変化するのか検証します。

洗濯〜乾燥まで

念の為洗濯機のおしゃれ着コースの使い方を確認してから行いました。

セーターはネットに入れます。
これは手編みの作品の取り扱いの基本ですね。

洗濯機の設定はこんな感じです。

洗濯機のコース設定

洗濯が完了したら風通しの良い場所で平干しします。

これも手編みの作品の取り扱いの基本です。

わたしはいつも外に大きな洗濯物で影を作って干しています。
(光が差しているのはご愛嬌)

これが乾いたら洗濯完了です。

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手編みのセーターのドラム式洗濯機での洗濯 BEFORE AFTER

乾いたので計測します。

①身幅:53.0→53.0
②身丈:56.0→56.0
③袖幅:19.0→19.5
④袖丈:63.5→66.0
⑤外天幅:23.0→22.0
⑥前下り:7.5→8.5

袖丈が2.5cm伸びていますね。

他の部分でも変化があったのは0.5〜1.0cm。

これはもう、測る人の匙加減のような気がします。

わたしにとって一番大事な身幅には変化がありませんし、身丈も変化がありません。

実際に着てみると萌え袖になってました(w)が、着用に問題はありません。

ということは…。

このセーターはドラム式洗濯機で洗える!!

ということになりますね。

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この検証をシリーズ化してデータを集めようかな

今回の検証は初回ということもあるけど、けっこうガバガバな気がします。

BEFOREの採寸の置き方も歪んでいるし、BEFOREの着画とAFTERの着画を撮っておくべきだったかもなぁと思います。

ただ、今回の検証の結果としてはこうなります。

着用に問題がない程度の軽微な変化が見られた

この程度の変化なら着ているうちに戻りそうですね。

今回のセーターはアクリルが多かったので、このことから「アクリルを多く含む毛糸は洗濯機で洗える」と言えるでしょう。

また、輪に編んでいくような、とじはぎがないセーターも伸びやすいと思いますので、洗濯機で洗ったら変化が大きく出そうな素材・デザインのまとめを作ったら面白そうですね。

だれかすでにやっているかな?

ちなみに、洗濯機の説明書に「縮んだ時の直し方」が載っているのでメーカーも「縮む前提」で設計しているようです。

そう、ある程度の縮みは治せます。

もし縮むことがあれば以下の方法で試してみようと思います。

縮んだセーターの戻し方

縮んだセーターを元に戻す方法!簡単元通りにできる2つのやり方!
寒い季節になると活躍するセーターですが、「おうちで洗ったらびっくりするくらい縮んで着られなくなった…」なんて経験は、誰にでも一度くらいはあるのではないでしょうか。 もう着られないとあきらめてしまった人もいるかもしれませんが、実はアイロンを使えば元に戻せるんですよ。 今回はコジカジ編集部がおすすめする、縮んだセーターを元

それでは、今回の検証は以上となります。

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