近畿編針「Seeknit」輪針セットレビュー|細い針(2.0〜3.0mm/日本1〜3号相当)でのマジックループをニットプロと比較

お役立ち

「マジックループをもっと快適にしたい」「細い号数でストレスなく編みたい」

そんな悩みを抱えて、ついに近畿編針(Kinki Amibari)の「Seeknit(シークニット)」に手を出しました!

これまで私は「ニットプロ(KnitPro)」をメインに愛用してきましたが、細い号数での編み心地やジョイント部分のわずかなストレスを感じるようになり……。

今回は、ニットプロ派の視点から見たSeeknitの魅力や、スペック比較、実際に使ってみた感想を詳しくレビューします。

私がニットプロを愛用し続ける理由と、小さな「不満」

ニットプロの魅力

まず、誤解がないように伝えておきたいのですが、私はニットプロが大好きです。
特に気に入っているポイントは以下の3つ。

  • 絶妙な針先のとがり具合: 糸を拾いやすく、リズム良く編めます。
  • おしゃれなシリーズ展開: 「シンフォニーウッド」「ノバメタル」「トレンツ」など、編んでいるだけでテンションが上がるデザイン。
  • スイーベルコードの登場: ジョイントが回転することで、マジックループの「ねじれ問題」が解消され、コード自体もしなやかになりました。

しかし、長く使っていると「惜しい!」と思う場面も増えてきました。

ニットプロで感じていた限界

  1. 視認性の問題: シンフォニーウッドだと、糸の色や細さによって目が見えにくい。
  2. 細針の耐久性: 金属のノバメタルでも、3.5mm以下の細い針は曲がりやすい。
  3. サイズ展開: 付け替え針は3.00mmから。靴下編みなどで重宝する2.75mm以下の展開がありません。
  4. ジョイントの引っかかり: スイーベルコードは便利ですが、細い号数だとジョイントの段差に糸が引っかかることも(7号以上で編む時は気にならない)。
  5. 品質の揺らぎ:ジョイント部分が曲がっていたり、針と接続ができなかったりすることが出てきた。
ジョイントに目が引っかかっている様子

スペックで見る「ニットプロ」vs「近畿編針(Seeknit)」

なぜSeeknitに惹かれたのか。

まず、国内メーカーであることが一つ。
不良品があった場合や欠品になった場合の対応が早いであろうという安心。

そしてもう一つ、大切なのがスペック。
スペックを比較すると一目瞭然です。
※ニットプロはシリーズが多岐にわたりますが、ケーブルの互換性を考慮し、全シリーズ中での最小・最大値を記載しています。

針のサイズ展開(海外サイズ:mm)

付け替え輪針のセットの針のサイズ展開は以下の様になっています。

最小サイズ最大サイズ特徴・注釈
ニットプロ3.00mm15.00mm※1
近畿編針 (Seeknit)2.00mm10.00mm※2

※1(ニットプロ): シンフォニーウッド、ノバメタル、マインドフルなど全シリーズでケーブルは共通ですが、2.75mm以下の付け替え針は展開されていません。
※2(近畿編針): ネジ径を分ける工夫により、付け替え式でありながら2.00mmという極細サイズを実現しています。

ケーブル・全長ラインナップ

メーカー展開されている全長(針を含む)特徴
ニットプロ27 /30 /40 / 50 / 60 / 80 / 100 / 120 / 150cmクロバーの匠より豊富なラインナップ
※匠は最短40cm
近畿編針 (Seeknit)23 / 30 / 40 / 60 / 80 / 100 / 125 / 150cmニットプロより短いサイズが圧豊富

ニットプロの場合、標準針(約12cm)を使うと最短は60cm、短針(ショート・ミニ)を使うと最短で27cm。
一方、Seeknitは5cmのショート針と組み合わせることで、最短23cmの輪針として使えます。

また、ニットプロの27cm用、30cm用の付け替えコードは取り扱いが少なく、わたしが探したところなな色毛糸さんにしか見つけることができませんでした。

購入品レビュー:Seeknit 切替付輪針セット Sサイズ 10cm針

Seeknit Shirotake切替輪針 10cm Sセット

今回私が購入したのは、「Seeknit Umber 切替付輪針セット Sサイズ 10cm針」です。

セット内容

  • 針サイズ: 2.5mm / 2.75mm / 3.0mm / 3.25mm
  • コード: 20(40)cm / 40(60)cm / 60(80)cm
    ※()内は針を付けた時の全長

※楽天アフィリエイトです。

このセットを選んだ理由は、今編んでいるプロジェクトに3.25mmと3.00mmが必要だったこと。
そして、最近よく使うようになった細号数(2.75mm含む)が揃っていたからです。

実際に使ってみた感想:3.25mmでマジックループ

早速、3.25mmの針でマジックループを試してみました。

ニットプロのスイーベルとSeeknitの使用感の比較

比較項目ニットプロSeeknit結論
コードの柔らかさSeeknitが優位
ジョイントSeeknitがやや優位

ジョイントの引っかかりが軽減

まずはニットプロのスイーベルで気になっていたジョイントの段差の確認をします。

SeeKnit付け替え輪針のジョイント部分の目の詰まり具合

Seeknitの購入前にレビューを確認していたのですが、「ジョイント部分で目が引っかかる」という意見はいくつかありました。

構造上ゼロではありませんが、糸送りの際に「っんぬ!!」と頑張る必要がなくスイーベルよりはスムーズです。

圧倒的なコードのしなやかさ

Seeknitのコードは、かつてのニットプロの柔らかいコード(ネオンカラー(廃盤?))よりもさらに細くてしなやか

上から順に、ニットプロネオンカラーシリーズ/スイーベル/Seeknit

ニットプロのスイーベルとネオンカラーシリーズで比較すると、
スイーベルは回転するのでコードの捩れは解消されていますが、ジョイント部分が引っ掛かかります。

それと比べるとSeeknitの方は、ジョイント部分で引っかかるというレビューがあることを鑑みても、わたしはそこまで気にならないので、総合評価としてはSeeknitに軍配が上がります。

結論:細号数・マジックループ派の救世主

「本当はマジックループをしたくないけれど、4本針だとあんずさん(猫)に邪魔される……」 そんな私にとって、Seeknitは理想的な回答でした。

今回は10cm針を選びましたが、ミトンやセーターの袖口を編むなら、将来的に5cm針と最短コード(23cm輪針)を揃えるのが良さそうです。

「細い号数こそ、ストレスのない良い道具を。」
そう実感させてくれるセットでした。

今後の使い方としては、KnitProでも細い号数のマジックループ以外は編みやすいので、今後はシーンに応じて使い分けをしていくことになるでしょう。

細号数迷子の皆さま、ぜひチェックしてみてください!

今回わたしが利用したショップはこちらです。

※楽天アフィリエイトです。

Seeknitの付け替え輪針はラインナップが豊富です。

一気にセットで2万円越えの大きなお買い物をするのが不安な人には、少ない号数のセット(S/M/L)で試してみるのがいいかもしれないですね。