PCで作業をしているときって、手が冷たくなって困りますよね。
特にメタルボディのノートPCだと、常に手が冷たいPCのボディに触れているので、どんどん手の温度が奪われていきます。
そこで今回は、PC作業がしやすいハンドウォーマーを作りました。
フェリシモのキットをアレンジしたので具体的なレシピは公開できませんが、ミトンのレシピをお持ちの方ならアレンジの仕方の参考になると思いますので、ミトンからハンドウォーマーへのアレンジの仕方を紹介します。
フェリシモのミトンをハンドウォーマーにアレンジした方法
PC作業で大切なことは、キーボードを打つときに指の動きを妨げないことです。
それにはハンドウォーマーがぴったりです。
ハンドウォーマー自体は編んだことはないけど、要はミトンの指なしバージョンを編めば良い訳ですよね。
夫が「PC使ってると手がキンキンに冷える」と言っていたことがなんとなく頭に残っていたことと、わたしが過去に編んだフェリシモのミトンを着けていることで「あ!これをハンドウォーマーにすれば、すぐに完成するじゃん。」と思いつきました。
ハンドウォーマーへのアレンジの仕方
アレンジするのはこのミトンです。
さて、それでは使う人に合わせてどのようにアレンジをするか、アレンジポイントまとめます。
- 使う人はわたしより手が少し大きい
- あまり糸を使う
- 作業しやすい指の出し具合にする
それではどうやったら、この条件を満たしたハンドウォーマーが作れるでしょうか。
サイズ調整の方法を考える
ハンドウォーマーの元であるミトンは、わたしにぴったりなサイズです。
わたしの手のサイズを基準にサイズ調整を考えます。
さて夫の手のサイズですが、男性にしては小さい手です。
手が大きめの女性よりも少し小さい。
手袋サイズで言うなら、レディースの手袋のMサイズで指先がほんの少し余る程度。
それならば元のミトンより少し太い糸と、1号太い針を使えば目数などの計算も不要で、編み図通りに編めば良さそうです。
どのあまり糸を使うのか決める
あまり糸の中からちょうど良さそうな糸を探します。
ミトンのあまり糸もあるのですが、ハンドウォーマーを編むには足りなそうなので、別の糸から探します。
たくさんあるあまり糸の中から、どのように糸を決めるのが良いでしょうか。
それはこちらの記事で紹介している、代用糸の決め方を応用すれば良いのです。
この記事は、レシピ通りに編みつつレシピ通りの仕上がりサイズに編む時の例ですが、今回のハンドウォーマーは、サイズを大きくしたいのでキットの糸よりほんの少し太い糸が適当です。
この条件から使用する糸をコレに決めます。
ラベルはないですが、白い糸は水色の糸の色違いで、太さは同じです。
それではキットの糸と、今回使用する糸の太さを見比べてみます。
キットの糸より、今回使う糸の方が少しだけ太いです。
さらにラベルでかぎ針の適合サイズを確認します。
適合サイズは6/0〜8/0号です。
レシピには使用するかぎ針の号数は7/0号で、今回は仕上がりサイズより少し大きくしたいので、8/0号を使用する予定です。
糸の太さと、使用するかぎ針の号数から、この糸で問題ありません。
試し編み
この糸で8/0号のかぎ針を使って編み図通りに編んだら、予定通りに夫にちょうど良いサイズに仕上がるのか試し編みをしてみます。
いわゆるゲージを取る作業ですね。
実際に編んでみると、思ったよりも大きくなりました。
そこでかぎ針を7/0号(レシピと同じ号数)を使って編み直したところ、程よいサイズになりました。
作業しやすい指の出し具合にする
ハンドウォーマーの編み方は、くさり編みの作り目から手の甲に向かって親指の出し口を編みながら本体を完成させて、次に作り目から手首の方に引き上げ編みをしていきます。
編みながら要所要所で試着をしてもらいながら、どのくらいの長さに編むかを考えます。
それぞれの段階での試着ポイントと、確認事項
第一段階の試着
模様編み2模様くらいの段数を編んだら、親指をたたんだ状態で手が通るか、緩み具合・フィット感を確認。
第二段階の試着
親指の出し口のきつさ・緩さと、長さを確認。
あまり長いと(指をおおう範囲が広い)作業の邪魔らしい
第三段階の試着
4本指(人差し指〜小指)の出し口はどのくらい欲しいか。
この第三段階で、本体の編み終わりを決めます。
最終段は引き抜き編みで縁編みをします。
第五段階の試着(仕上がりサイズ)
くさり編みの作り目から拾い目をし、段の始めに3目のくさり編みで立ち上がりを編み、一段めは全て長編みをし、段の編み終わりは立ち上がりを、引き抜き編みの表引き上げ編みをします。
2段め以降は、段の始めで3目のくさり編みで立ち上がりを編み、長編みの裏引き上げ編みと、表引き上げ編みを繰り返します。
これを好みの長さになるまで編みます。
ここもあまり長いと邪魔らしいので、ノートPCのボディに触れる部分だけカバーができる長さで終わらせます。
最終段は、細編みとくさり編みで縁編みをして、糸始末をしたら完成です。
過去に編んでいるということと、編む部分が少ないということで、半日で完成しました。
まとめ
わたしは同じものを2つ以上編むのが好きではないのですが、サイズ調整や使う糸の決め方で、頭を程よく使うのでこれはこれでリフレッシュになりました。
大物を編み散らかしているとなかなか作品が完成しなくて、モチベーションが下がることがありますが、そういう時は過去に編んだ小物をアレンジすると、楽しく編めて早く仕上がって、息抜きに良いですね。
さて、前回リライトして再公開したこちらの記事でもフェリシモのキットを紹介していますが、
フェリシモのキットって、いつ見ても可愛いですね。
今回のキットは3年前に購入したものですが、今見ても古くさく感じません。
ステマみたいになっていますがw
フェリシモのキットは本当にかわいくて、創作意欲が刺激されます。
今もフェリシモのキットで編みたいものがあるのですが、編むべきものが渋滞しているので、それはまたいつかの機会に。