指定糸のMalabrigoで編む「Trustfall Shawl」制作記録|COまで

制作記録

色合いとモザイク模様に惹かれて、指定糸の Malabrigo をわざわざ海外から取り寄せて編んだ Trustfall Shawl

糸長表記の違いに戸惑ったり、
ゲージを取らずに突っ走ったり、
初めて見る「上辺を伸ばす」ための不思議なテクニックに出会ったり。

この記事では、
Trustfall Shawl を指定糸で編んだ制作記録と、途中で気づいたこと・迷ったことをまとめています。

指定糸と代用糸

使用する糸はパターン指定どおりの Malabrigo

  • Caprino – Teal Feather(CAP412)
  • Caprino – Sunset(CAP096)
  • Mechita – Eggplant

それと2020年頃のAVRIL福箱に入っていたアンゴラウールの余り糸

この“使途不明の余り糸”が、6年ほどの眠りからようやく日の目を見ました。

2020年のAVRILの福箱に入っていた糸

逸る気持ちを抑えきれず…今回はゲージを取らずにスタート

タイトルのとおりの“悪い例”ですw

もちろんパターンにはゲージも載っています。
けれど、これはショール。セーターのように仕上がりサイズを厳密に合わせる必要はありません。

しかも今回の糸はとても軽く柔らかいタイプ。
・小さく仕上がっても身長的に十分
・大きくなっても重くならないので巻きやすい

…そんな理由で、今回は思い切って ゲージなしで編み始める ことにしました。

数か月後に
「サイズ合わなくて解きました〜」
なんて言っていたら、ぜひ笑ってください。

ショールの上辺を伸ばすための“謎コメント”の正体

パターン全体を読んで最初に「?」となったのが、この伸縮性に関するコメント。

To get a nice and stretchy upper edge, add a yarn over after the very first stitch of each RS row and then drop it off the needle on the following row.

意味がつかめなかったのでChatGPTに質問してみたところ、こういうテクニックらしいです。

RS:表編み → かけ目 → 端まで表編み
WS:かけ目の手前まで表編み → かけ目は編まずに落とす → 表編み

この処理を繰り返すことで、完成時の上辺(右側の三角形の上辺)に“伸び”を持たせる仕組みになっているとのこと。

「伸縮」というより「伸ばす」といった印象ですが、ショールでは一般的な方法みたいです。

ショールをほとんど編んだことがないので知らなかった…!

代用糸でごまかしたモザイク模様…おや?

ブルーグリーンとオレンジのお気に入りのカラーワークから、「どうやって編むんだろ」とワクワクしていたモザイク模様のチャートに突入。

白い代用糸はここで登場します。

パターン通りに編んでいると、なんかほわほわして、Eggplant Colorがかすむというか、優しい感じ…。

あ、この代用糸、アンゴラウールだった。

ほわほわしてちょっと優し気w

このパターンはパキッとした色使いに惚れたんだけど、ここだけほんのりし気になってしまい、

「思ってたんとなんか違う。やっぱり指定糸買おうかな」と思いましたが国内で買うと1カセ3,980円に送料1,100円で5,000円ほどかかるので、予定通り白だけ代用のままにしました。

一目惚れして海外から取り寄せたMalabrigoはやっぱり最高の編み心地

今回のプロジェクトは、糸に惚れ込んでわざわざ輸入したほどのもの。

触り心地はしっとり柔らかく、しかもガーター編みの連続なので、瞑想のように手が動いて心が落ち着きます。

「ちょっと疲れてるなぁ」という日に、少しずつ進めていきたい癒しのプロジェクトになりそうです。