昨年からあちらこちらで目にするようになったプランドプーリング。
気にはなっていたけどどうやって編むの?
そう思っていたところ、フェリシモからプランドプーリングのキットが発売されました。
プランドプーリングは糸の段染めの色の出方を把握し、チェック模様やアーガイル風の模様が編める欧米で人気の編み方です。
「なんだかめんどくさそう。でも何か作ってみたいなぁ。」
くらいのテンションならまずはキットから始めるのがおすすめです。
今回はフェリシモのプランドプーリングのキットのご紹介です。
まずはプランドプーリングを簡単におさらい
プランドプーリングとは一言でいうなら以下のようなもの。
マルチカラーの糸で、色の切り替わりを意識しながら決まったルールで編むと模様が編める、というもの。
必要なものは3つです。
- マルチカラーの糸
- 使用糸に合った号数のかぎ針
- かぎ針編みの経験(作り目、くさり編み、細編みができればOK)
これだけ見ると簡単そうですが、プランドプーリングの編み方を調べるとなんだかめんどくさそう。ここで流れをまとめます。
プランドプーリングの編み方の手順
手順1.糸の色のサイクルを理解する。
糸玉から糸を引っ張り出して色の出方を理解します。
今回の作品は、オレンジ > 茶 > ピンクです。
手順2.1サイクル分の作り目をする。
手順3.編み始める。
2段目以降にいろいろポイントがありますが、手順1の時点で私は挫折です。
めんどくさい…。
しかし、キットなら編み手が考えることなくレシピ通りに編んで行けば簡単にアーガイル模様ができるのです。
私のような「やってみたいけど、簡単に可愛いものが作りたい!」というズボラさんには最適なキットが【1本の糸でカラフル模様が編める! プランドプーリングのかぎ針小物の会】です。
実践!初めてのプランドプーリング
さて、フェリシモからキットが届きました。中身を確認します。
レシピと使用糸が入っています。袋も可愛いですね。
あとはレシピ通りに編むだけ。
チクチク編みましょう。
これだけは抑えよう!模様が出る仕組みとポイント
段染めの糸は、色の指定の目数通り編む
レシピには目安の目数が記載されています。
今回の作品の場合はオレンジとピンクが細編み9目、茶が細編み5目。
ただし染色の都合で指定の目数通りに編めない場合は1段のトータルの目数は変えずに、色の目数で調整します。
オレンジ9目+茶5目+ピンク9目+茶5目=28目
オレンジ10目+茶4目+ピンク10目+茶4目=28目
このように目数を調整した場合は全て調整した目数のルールに沿って編みます。そうしないと模様が出にくくなります。
実際編んでいると、染色の幅が少し違っていたりすることが多々あり、決めた目数で編めないことがありました。
私は指定通りの目数の、オレンジとピンク9目、茶5目で編んでいましたが、オレンジとピンクが10目編めてしまったり8目しか編めなかったりしたので、そういった場合は糸を緩めて編んだり、きつく編んだりして調整しました。
2段前の色の出方を確認して右に一目ずらす
こちらの作品は、底面はずっと表側を見ながら編むので何も考えずにレシピ通りに編みますが側面の模様は、奇数段は表側を、偶数段は編み地をひっくり返して裏側を見て編むようになっています。
なので、「右に一目ずらす」の基準は2段前の色ということになります。
この「ずらす」編み方で模様ができていきます。
このポイントを守ってレシピ通りに編めば完成です!
フェリシモのプランドプーリングの感想
フェリシモの商品ページを確認するとレベルは中級だそうですが、初級者でもできると思います。
針の持ち方から糸端の始末の仕方まで、必要な技術は全てレシピの『基本の編み方』ページに記載されています。
中級レベルとなっている理由は、糸の引き加減が安定しているかどうかでしょう。
キレイな作品を編むポイントは糸の引き加減ですが、特にプランドプーリング用の段染めは一定のサイクルに沿っていますので、糸の引き加減が安定していないと柄がキレイに出ません。
この糸の引き加減は、ある程度経験を積んでいないと安定しないので中級レベルなのかと。
しかし難しい技術はないので興味があればかぎ針編みの経験が浅い人も挑戦してみてください。
フェリシモは少し変わった仕組みで、今回紹介したキットは一度購入すると6パターンのキットが毎月一つ、自動的に届く仕組みになっています。また、どのキットが欲しいとかこちらからは選べません。
止めたい時はいつでも止めることができますが、自分で停止の手続きをしない限り送られてくるので注意してください。
詳しくはこちらを確認してください。
初めの方へ お買い物ガイド
また、インスタグラムでも紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。
@couturier_by_felissimo
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