AVRILさんのキットHOSHIZORAが完成しました

制作記録

2019年に発売されたAVRILさんのセーターのキット、HOSHIZORA。

画像を見ていただいたら伝わると思いますが、つぶつぶカラーがすごくかわいいですよね。

このキットを買った当時、わたしの中では手染めのつぶつぶカラー(スペックル)の糸がブームで、Instagramでこのキットの感性が発表されたときは「絶対に編みたい!」って思ったものです。

今回はこのキットとの出会いから完成までを振り返り、今後の何かに活かせそうなあれこれと、思い出をつづります。

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AVRILさんのキットHOSHIZORAとの出会いと購入まで

わたしの情報収集はSNSが基本ですが、主にInstagramをよく見ています。
HOSHIZORAとの出会いもInstagramでした。


その年、日本ヴォーグ社ではイトマというイベントが開催されました。

そのイベントでAVRILさんも出店し、HOSHIZORAの完成品の展示とキット販売が行われるという情報を得ていたので、オンラインショップではなくイトマで現物を見てから買う予定でいました。

そしてイトマ当日。

到着して一番にAVRILさんに向かうもタッチの差で売れてしまいました。

偶然にもその最後の一つを購入したのは、編み人部活(コロナにより廃部)の仲間でした。

そういえば、イトマでは部活の主催者さんと部員数名に会いまして編み物界隈は狭いなぁと感じたものです。

さて、時は少し過ぎます。
トーキョーヤーンクロールが始まりました。

絶対にAVRILさんに行って、HOSHIZORAキットを買うぞ決めてお店に行くと、ありました!
しかも、イトマの時はMサイズのキットしかなかったのですが、Lサイズもあるとのこと。

場合によっては指定糸を多めに買って自分でサイズ調整をしようと思っていたのですが、これはラッキー。

その時に店舗に出されていたキット自体はMサイズのものだったのですが、Lサイズが希望だと伝えると、パターンをLサイズように取り替えてくれて、糸も追加でコーン巻きしてくれました。

自分でサイズ調整をする手間がなくなってホクホクでした。

その年のトーキョーヤーンクロールの様子はこちら。

トーキョーヤーンクロール2019参加レポート
過去記事の【新しい出会いがあるかも? 今年も始まる東京ヤーンクロール】で、東京のヤーンショップを回るイベントを紹介しました。 今年初めて参加しました。

それにしても、キットを購入したのは2019年秋で編み始めたのは2021年冬。
あれだけ欲しかったのに2年も置いてしまいました。

まぁ、ニッターあるあるだよね。
(;・∀・)

手に入れた安心感からか、なぜか他のものを編み始めるという。
これは悪い癖かも知れないですね。

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HOSHIZORAを編んで学んだあれこれ

何はともあれ、編み始めました。
難しいことは特にないです。

でも、気を付けることはありました。
この気を付けるポイントは、編み物をするうえでなくならないことなので、メモ程度にまとめておきます。

引き揃え糸は目落ちに注意

HOSHIZORAは、中細の糸とフォギータムという細めのモヘア混のタムタムヤーンを引き揃えて編みます。

引き揃えて編むときの注意点は、目を落としがちということ。

例えば2本の糸を引き揃える場合(右利きで説明)、
右の針先で糸をひっかけるときや、左針のループに右針を入れるときに糸と糸の間に針を入れると片方の糸だけ目が落ちます。

輪にメリヤス編みをしていくので、調子に乗ってちゃっちゃちゃっちゃと編むのですが、マメに確認しないとあとでがっかりすることになります。

入れ替えの糸を切るか切らないか

身頃や袖に入った不思議なチェックの様な模様。

この模様は、ボーダーのように色を入れ替えていて、上にぴょんと角のようなものが出ているのは滑り目です。

ボーダーのとき、いつも迷うのですが、みなさんはどれくらい色と色の間が空いたら糸を切りますか?

配色糸が遠い場合は糸を切ってその糸端はきちんと始末するのですが、「これ、全部切って始末するのめんどくさい」となりまして。

わたし、今回は切らずに行きました。

裏で縦に渡す方法、これで合ってるのかな。
調べないでやっちゃった。

手染めつぶつぶカラー(スペックル)の出方をなじませる方法

このHOSHIZORAというセーターの魅力はつぶつぶカラーがちりばめられていることでしょう。

このつぶつぶカラーの糸は、「てんてん染」という名前です。

てんてん染は手作業で染めています。
手作業なのでかせごとに色の出方が変わるということ。

やたら青が多い。
やたら黄色が多い。

など、複数のかせ(これはコーン巻きだけど)による色の出方の違いが気になる場合は、2~3段ごとにかせを入れ替えたらよいよ。
とパターンに書いてくれています。

てんてん染の糸は3コーンあったので、言われた通り3段でコーンを入れ替えていたのですが・・・。

めんどくさい!
ヾ(*`Д´*)ノ

2~3段なら糸を切らずに入れ替えるだけなのですが、そうするとコーンが3つになるのです。

1)フォギータム
2)てんてん①
3)てんてん②

絡まるから!
ヾ(*`Д´*)ノ

ということで、“色の出方が気にならない”に賭けました。

結果、気になりません。

今回わたしが編んだHOSHIZORAは、色の出方はたまたま気にならなかったのですが、今後同じようにつぶつぶがちりばめられた糸(スペックルっていうのかな?)で編んで、色の出方が偏ったらAVRILさんが言うように、少ない段数ごとに入れ替えてみようと思います。


残念ながら、このキットはもう販売終了となっています。

でもAVRILさんは毎年かわいいキットを作ってくれます。

まだAVRILさんをよく知らない人は、ぜひともSNSをチェックしてください。

AVRILさんのInstagramはこちらから。
@avril_kichijoji

ちなみに、HOSHIZORAについての特集ページはまだ公開されていて、このかわいいキットができるまでのお話を読むことができます。

https://www.avril-kyoto.com/brand/reading/2019awkitvol1-1/
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過去2年を振り返る

HOSHIZOARAのキットが販売された2019年の秋って、まだコロナが日本に来ていないんですよね。
当時はなんの緊張感もなく外出できてよかったなぁ。

このキットを買うことができたトーキョーヤーンクロールというイベントは、2020年にはオンライン(オンラインショップでの買い回り)で参加できましたが、昨年2021年は開催されませんでした。

この2年間ですっかり生活が変わってしまいましたね。

外出しないでも楽しめる編み物を趣味にしていてよかったなぁと思う反面、やっぱり編み友と一緒に編みたいなぁなんて思ったりします。

イトマで最後の一点を勝ち取った(w)編み人部活のお仲間は元気でしょうか。
Instagramを投稿すると“いいね”をくれるから元気だとは思うけど。

一部の部活仲間とはZOOMで月一で編み会できているけど、連絡先を知らない人もいたりで、みんなと会えているわけじゃないし。

バラバラな地域に住んでいる人たちが一人のデザイナーがデザインしたものを毎月同じ顔触れで編むことができるって、すごいことだったんだぁって改めて思いました。

早く平和な世の中にならないかな。

そんな風に、2年越しで完成させたセーターを見て思うのでした。