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We Are Knitters の Classic Sweater で知った変わったとじ・はぎ手順

制作記録

セーターをよく編む人に質問です。

袖・身頃を往復編みしてパーツを組み合わせてから衿を編むとき、とじ・はぎから衿を編むまではどのような流れで行っていますか?

今回わたしが編んだWe Are KnittersClassic sweaterは、わたしにはちょっと驚きの面白い手順でした。

見た目はなんの変哲もないガーター編みだし、編み方もすごく簡単で、わざわざ記事にするまでもないのですが、わたしが感じたおもしろさを共有したいので、紹介させていただきます。

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よくあるセーターのとじ・はぎの手順と衿の編み方

画像のように左右の袖・前後身頃を組み合わせていくセーターを編む場合、パーツのとじ・はぎの手順は以下のようになると思います。

  1. 前身頃と後身頃の肩をメリヤスはぎ、または引き抜きはぎ
  2. 袖下と身頃をすくいとじ
  3. 身頃・袖(または身頃のみ)から目を拾って衿を輪に編む

1、2に関しては、人によって細かい順番は違うかもしれないですが、大雑把に言えばこんな手順だと思います。

このように全てのパーツを組み合わせてから、衿を輪に編んでいくものが多いと思います。

わたしはこれまでにセーターをいくつも編んでいますが、輪に編むセーターでも、往復編みしたパーツを組み合わせるセーターでも、最後は衿を輪に編んで完成という手順でした。

わたしにとって衿は輪に編むものだと、これが常識だと思っていたのですが、この常識は覆されました。

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こんなやり方ありなんだ?驚きのとじ・はぎの手順

今回初めての英文パターンに挑戦しましたが、英語はほとんどできません(英検4級)。

それでも単語は調べれば分かるし、英文パターンを和訳したものは編んだことがあるので、簡単なデザインのWAK Knitting Book掲載のClassic Sweaterなら「わたしでも簡単に解読できるはず」と思っていたのですが、最後に落とし穴にはまります。

Classic Sweaterの衿の編み方

よくあるセーターのとじ・はぎ手順は前述の通りですが、Classic Sweaterのレシピにはこうあります。

Thread the tapestry needle with the same yarn that you used for your project and sew one of the shoulders: Place the front and back sides together, lining up the shoulder seams.  Sew 21 [23, 23, 25] stitches form one of the shoulders.

Pick up 54 [54, 58, 58] stitches around the neck (27 [27, 29, 29] from the back). Work 4 rows in 1×1 Rib stitches. Bind off.

引用元:WAK Knitting Book

衿は輪に編むものだと思い込んでいることが邪魔しているのか、まったく手順が想像できません。

one of the shoulders → 片方しか肩を縫わないの?

パタンナーの夫に「この部分がよくわからないんだけど、分かる?」と聞いてみたころ『こういうことじゃないの?』と、便利なiPhoneアプリを使いつつ訳してくれました。

その内容はこんな感じです。

『編み糸と同じ糸で片方の肩を縫い合わせて、衿ぐりから●目拾い衿を編む。衿の端を縫い合わせて、残りの肩もそのまま縫い合わせる』

その手順を図解にしてみました。

「ふつうはこうやって衿を編むんだけど」と、いつもの方法を説明すると
「へえ。でも、この方法(WAK Knitting Bookのやり方)でカットソーは縫い合わせたりするよ。まぁ、左右バランスが悪いし衿の縫い目が邪魔だけどね。」
とのこと。

そうなのか。
勉強になりました。
φ(.. )メモシテオコウ

このClassic Sweaterはキットで購入したのですが、付属の編み針が棒針だったんですね。

「棒針で衿はどうやって編むのさ!」

と思っていたのですが、このとじ・はぎの手順なら棒針でも衿を編むことができます。

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Classic Sweaterの衿の編み方ー実践ー

それでは前述の解釈に則って、前・後身頃をはぎ合わせて衿を編んでいきます。

「【縫い合わせる】って書いてあるけど、どんな方法で?」

と思いWAK Knitting Bookをペラペラめくって、やり方が書いてないか探したけど見つからない…。

肩をはぎ合わせる方法で、パッと思いつくのはメリヤスはぎと引き抜きはぎ。

日本語では目と目または、目と段をつなぎ合わせることを「はぎ」と言い、段と段を繋ぎ合わせることを「とじ」と言います。
英文パターンではとじ・はぎ全般を「seaming=(join together)」と言います。

すでに伏せ止めをしているので引き抜きはぎだと、縫い目がごろついてしまうのでメリヤスはぎにします。
(縫い合わせる方法が載ってないと初級者にはWAK Knitting Bookだけだと完成できないと思うんだけど、どこかに載っているのかな?)

指定の目数をはぎ合わせたら、棒針に持ち替えて編み糸を新たに使い、指定の目数を拾います。

衿の目を拾って1段目の半分を編んだところ(拾い目は一段としては数えない)

ここから衿を指定の段数まで往復編みで衿を編みます。

指定の段数を編んだら伏せ止めをして、とじ針に持ち替えて、衿を編んでいた糸をそのまま使って衿の端と端をすくいとじします。

衿を伏せ止めして、すくいとじをするところ

衿をすくいとじしたら、その流れで残った肩をメリヤスはぎします。

後はいつもどおり、袖を身頃と合体して、わき下・袖下をとじて、糸端の処理をして完成。

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はじめての英文パターンで編んだ感想

今回初めて英語しか載っていないパターンで編んでみましたが、初めの英文パターンにこのレシピを選んで正解でした。

見た目は初級レベルのガーター編みのセーターです。
身頃は真四角だし、えりぐりのカーブも、袖山のカーブもありません。

とても簡単です。

また、肩はたいてい伏せ止めをせず棒針に目を通したまま、引き抜きはぎをすることが多いのですが、Classic Sweaterは肩も伏せ止めをしてからはぎ合わせるので、棒針に通したまま引き抜きはぎをするより簡単です。

さらに、カーブがある衿ぐりから目を拾うときは、初級者だとどこから目を拾ったら良いのか判断しにくいですが、Classic Sweaterなら衿も平だし、身頃の目からそのまま拾えば良いので
「どこから目を拾うの?」と悩むこともありません。

Classic Sweaterこそが、初級者にイチオシのセーターだと思いました。

わたしのように“こうやるのがあたりまえ”と言う思い込みがあると、今回の衿の編み方のように解読に時間が掛かってしまうことがありますが、初級者ならば素直に文字通りに受け取ることが出来ますしね。

もし英語がとくいならば、初めてのセーターにClassic Sweaterを選ぶのは良いと思います。

それにしても、こんな衿の編み方があるんですねぇ。
世界は広いです。

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