この記事は2019年2月27日に公開した記事をリライトしました。
以前に公開している記事、これがあれば大丈夫!経験者オススメの基礎の本【棒針編み編】では棒針編みの初心者にオススメの基礎の本を紹介しました。
こちらの記事でも触れたように手元に基礎の本はあったのですが、こちらの本は棒針編みとかぎ針編みの両方の基礎が記載されています。
しかし、あまり深く掘り下げているわけではないので物足りなさを感じていました。
編み方や編み図の見方はわかるのですがやはり「この場合はどうするの?」という疑問にぶつかり、もっと詳しい基礎の本が欲しくなりいろいろと見比べた結果、一冊の本にたどり着きました。
今回は、かぎ針の経験が浅い私が見つけたこの一冊を紹介します。
できるつもりで全然できない!そんな人こそこの一冊
私がかぎ針編みを始めたのは棒針編みを始めてから7年ほど経った高校生の頃でした。
同級生がかぎ針編みをしている姿を見るまで私は編み物といえば棒針編みしか知らず、母が持っていたかぎ針セットを見ても何に使う道具かわかっていませんでした。
棒針編みとは違う編み地をそれまで見ていても、棒針編みでどうやってこの編み地ができるんだろうとすら思っていました。
同級生がかぎ針編みをしている姿を見て、ようやく「あぁ、あのどこかで見た編み地はこの道具を使うのか」と知り、そこで興味を持ちかぎ針編みを始めました。
そして【新手あみ 棒針あみとかぎ針あみの基礎】という本に出会いますが、その本を片手にいくつかの小物を編みましたが、結局は棒針編みばかりになりました。
それから15年ほど経ち、麻の紐で編むバッグに一目惚れをして【麻ひもで編む まるいバッグと四角いバッグ】という本を購入しました。
過去にかぎ針をちょっとやったことがあるし、本をパラパラのぞいたところ簡単そうだったの「余裕でしょ」と思い編み始めてみるも、いきなりわかりませんでした。
鎖編みを作り、鎖編みの目を拾う。
拾うって、どこに針を入れるの?
というところにまず引っかかりなんとか進めるも、段が進むにつれて目が増えてる。
増し目してないのに・・・。
※次の段の立ちがりの最初の針を入れる目を間違えていたことが原因でした。
ここで、ようやく私は「かぎ針、全然わかってない!」ということを自覚しました。
そして、ちゃんとかぎ針も勉強しようと思いかぎ針編みの基礎の本を探した結果見つけたのが【やさしくわかる かぎ針編みの基本】です。
初心者だって経験者だって!この一冊は一生の友
この【やさしくわかる かぎ針編みの基本】ですが、糸についての解説や、糸のラベルの見方を始め、かぎ針編みに必要な道具も紹介されています。
また、かわいい作品の編み図もついていて、完成までのステップが写真つきで解説されています。
何か編んでみたいけど、編む物自体はまだ決まってないという方は、まずこの本に掲載されている作品を編んでみるのもいいと思います。
いろいろ本を探した結果、この本は編み方がイラストと写真の両方が載っていてとても見やすいと感じました。
確実に成長できるステップ・バイ・ステップ構成
この本はLesson1からLesson4まであり、作品を編みながら基礎を学ぶ構成です。
Lesson1では必要な道具や糸の持ち方・編み図の見方から始まり、簡単な編み方のみでコースターやエコたわしが編めるようになっています。
Lessonを追うごとにに編み方が増えていき、Lesson4では可愛いショールやバッグといったファッション小物まで作れるようになります。
「編みたいものは決まってないけど基礎を身に付けたい」という方ならぴったりの本だと思います。
ずっと手元に置いておきたい!経験者なら辞書のように
初心者ではなくある程度経験を積んでいても「あれ?これってどうやるんだっけ?」ということが出てきます。
そういうときは索引を使って辞書のように使えます。
また私のように自己流で編み物をしてきた方も、基礎を勉強し直すことができます。
基礎の本がなくてもインターネットで検索すれば編み方はすぐにわかりますが、インターネット検索というのは自分が気にならなければ検索しません。
本であればこれまで当たり前のように気にも止めなかったことが、自然に目に入ってきます。
基礎の本に一度目を通すと、知っているつもりでも案外自分が知らないということに気がつけます。
終わりに
今回は、私が活用しているかぎ針編みの基礎の本を紹介しました。
この本を勉強し直して無事に【麻ひもで編む まるいバッグと四角いバッグ】の作品を編み終えることができましたし、そのあともかぎ針編みをするときにも活用しています。
ほとんどの編み物の本に、編み図の見方や編み方などその本に必要な技術は掲載されていますが、それでは足りないことはよくあります。インターネットでの検索も効率的ですが、今必要としてない知識も自然と目に入る。これが書籍のいいところです。
まだどんな編み方をするか決めていない人は、こちらの記事もオススメです。
みなさんにもぜひ一生の友になる基礎の本を見つけて欲しいと思います。
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