AIって便利ですね。
編み図を作るにはまだまだな印象ですが、計算はめちゃくちゃ得意です。
今、わたしはRidge Sweaterを編んでいるのですが、どうしても使いたい糸だと指定ゲージが出ませんでした。
でも、このパターンはサイズ展開が豊富。
それなら、
「自分のゲージで、自分が着たいサイズに仕上げるには、どのサイズのパターンを編めばいい?」
とAIに聞けば、ゲージが合わなくてもいけるのでは?
と思い、今回はそれを検証してみたいと思います!
Ridge Sweaterの代用糸でゲージが合わなかった話
Ridge Sweaterのパターンと特徴

このセーターはいつか編みたいなぁと思って、ラベリーのお気に入りに登録していたもの。
Hiromi Nagasawaさんのデザイン。
De Rerum Naturaを指定糸としています。
くっきりとした畝で描く模様がシャープでかっこいいのが特徴です。
わたしはこれを半袖で編みたいと思っています。
Ridge SweaterにGELATO duoを選んだ理由
Ridge Sweaterの指定糸は De Rerum Natura。
他にもいろいろな代用糸が提案されていますが、基本的には Fingering(合細〜中細)程度の太さです。
使用針サイズはメインが US3(3.25mm / JP4〜5号)。
わたしが今回使うのは、taiyo-keitoのGELATO duoです。

GELATO duoの推奨針サイズは棒針3〜5号。
……一見、いけそうな感じですよね。
そう、一見ね。
指定ゲージと、GELATO duoで取ったゲージ
Ridge Sweaterはずっと輪編みです。
なので今回は初めて、ちゃんと輪編みでゲージを取りました。
ちなみに、輪編みの正しいゲージの取り方はこちらです。

さて、指定ゲージを書き出しておきます。
はじめに、指定サイズの針である3.25mmでスワッチを編みました。

30目×44段 = 10cm
指定ゲージよりかなりきつめです。
こちらは水通し後に計測したのですが、編み地も少し固く、「ウェアとしてはあまり良くないな」と感じました。
次に、3.5mm針でスワッチを編みます。

28目×41段 = 10cm
まだ指定ゲージよりはきついです。
でも、水通し後の編み地の感触がすごく良かった。
針をもう1サイズ上げて3.75mmにすることも考えたのですが、
「この3.5mmの編み地、すごく好きだな」
と思ってしまったんです。
3.75mmだと少しゆるくなりすぎそう。
ということで、今回は3.5mmで編むことにしました。
AIでRidge Sweaterの仕上がりサイズを予測してみた
ここで、ChatGPTとGeminiに同じプロンプトを入力してみました。
※丈はトップダウンなので編みながら決められる。
◾️ゲージ
指定ゲージ:
メインパターン: 25目 34段= 10 cm, US 3 (3.25 mm)の針を使用
わたしのゲージ:28目×41段=10 cm,3.5mm針◾️実寸
バスト:95cm
アームホール(袖の渡り):32cm◾️サイズ展開
1 (2, 3, 4, 5)(6, 7, 8, 9)
バストまわり仕上がり寸法:97.5 (104, 113, 122, 130)(140, 150, 160, 170) cm
アームホール(袖の渡り):29 (29.5, 30.5, 32, 35)(38.5, 42, 46, 49.5) cmこのデータから、改めて、4または5のどちらのパターンで編むのが良いか。
わたしのゲージで編んだ場合、
4と、5で編んだ場合の、仕上がりバストサイズとアームホールの数値を割り出して、テーブルに書き出して。
※「改めて」とあるのは、これよりも前にいろいろプロンプトを試行錯誤したからで、最終的に打ち込んだのはこちらのプロンプトです。
| サイズ | パターンバスト | 予測バスト | バストのゆとり | パターン袖の渡り | 予測袖の渡り |
|---|---|---|---|---|---|
| 4 | 122cm | 約109cm | +14cm | 32cm | 約28.6cm |
| 5 | 130cm | 約116cm | +21cm | 35cm | 約31.3cm |
この表で重要なのは、
「予測バスト」と「予測袖の渡り(アームホール)」です。
特に、わがままボディのわたしにとっては袖の渡りがかなり重要。
バストはいいんです。
サイズ4でも5でも、ちゃんとゆとりがあります。
問題は袖。
実寸32cmに対して、サイズ4でも5でも予測サイズの方が小さい。
……えーと?
ニットだし、シームレスだし、多少の伸縮性はあるとしても。
腕まわり、みっちみちでは?
サイズ6も検討したのですが、今度はバストのゆとりが大きすぎる。
はい。これはもう、賭けです。
もしAIの計算通りの仕上がりになれば、
「ゲージが合わない時は、AIで予測サイズを計算するのもアリ」
という有益情報になります。
まぁ、でも。
編むのは人間なので。
計算通りにならなくても、
最終的に着られるサイズに編めたなら、それはそれで人間の勝利です。
……えーと、すでにこの記事の趣旨を見失っていますね。
とにかく、
「着られるサイズに編めたらいい!」
ということで、サイズ5で編んでいきます。
腕まわりは、たぶんみちみちでしょう。
それでは、Let’s Try !!
Ridge SweaterをGELATO duoでCO !!
そんなわけで、サイズ5で編み始めました。
そして現在、袖分けまで到達しています。

前半はここまで!
後編では実際の仕上がりサイズや着心地を検証したいと思います。
AIの計算は正しかったのか。
そして、
ゲージが合わなくても好きな編み地を優先してよかったのか。
……答えは、完成後のお楽しみです。
