指定糸ってお高いですよね。
「指定糸は高いし、代用する方法もわからない。」とお悩みの人に向けてこのような記事を書いております。
指定糸じゃないと編めないという人は一定数いるようですが、もう少し肩の力を抜いて自由に糸を探すことを楽しんでほしいと、わたしは思います。
今回は指定糸に不満を抱く人に、ちょっとだけ聞いてほしいお話です。
指定糸が高い!代用する糸の提案が欲しい!という声にわたしが思うこと
※この記事は過去に公開した記事を再編集しているものなので、以下の題材もかなり古いものになります。
以前に指定糸が買えない場合の代用の仕方の記事を書くきっかけになったのは、人気の某ニットデザイナーさんの数年前の本のレビューについて、ご本人がSNSで釈明(?)している内容を見たからでした。
荒れ気味のリプの中で特に気になった発信が二つありました。
Aさん
指定糸じゃなくてもいい、好きに編んだらいい。そのとおりだけど、なんで踏み出せない自分がいるんだろうと思います。決められたとおりに決められたことだけして生きてきたからかな。
真面目な人なのでしょうね。
好きな糸で編むことに踏み出せないことから、生き方の振り返りまでしておられます。
編み物の経験が少ないと何がわからないか、何からしたらよいのかわからないことだってあります。
ぜひともたくさん編んで、好きに編めるようになってほしいです。
わたしの例の記事を読んでくれるといいなぁ。
Bさん
もっと手に入れやすい毛糸で代替糸の提案でもあればまた違うと思うのですが。
それ、大いに賛成!
でも出版物ってページ数とかいろんなことで縛りがあるので、難しい面もあるかと思います。
それに代替糸の提案って腐るほど(糸に虫が湧くほど?)出てきて手に負えないと思います。
残念ながら・・・。
コストがかかるお話なので、いろいろ難しそう。
(もし、自分が本を出すようなことがあったら代替糸の提案は入れたいなぁ)
出来ました!
amuhibiknit book と amuhibiknit book2ndは、代替糸の提案もしています!
これは嬉しいですね。
ちなみに英文パターンだと代替案があるものは多く、明確にメーカーと品名やブランドを記している場合もあれば、太さやモヘアなどの糸の特徴だけをあげている場合もあります。
わたしが紹介している代用糸(代替糸)の決め方・探し方の予習・復習にもなるかと思いますので好みと合えばおススメの編み物本です。
実際に編んだらイメージと違ったなんてことはベテランでもあります。
だれでもすべてがうまくいくわけではありません。
ぜひとも代用糸を自分で考えて探すことを楽しんでもらえたらなと思います。
デザイナーもお仕事ですし、一人で企画を進めているわけではありません。
全てのファンやユーザーにマッチしないことは当然あります。
だからと言って編みたいと思ったものが、指定糸が高いとか、手に入らないという理由だけで編むことを諦めるのはもったいないし、代用糸で編むからこその楽しみだってあります。
不満はあるにしても、まずはどうやったら今ある条件の中で編み物を楽しめるかを考えてみませんか?
指定糸にこだわりすぎないで
元の投稿が削除されてしまったのですがこんな人がいました。
「指定糸じゃないと編めないんです!もっと手ごろな糸にしてください!」
さすがにそれはどうかと思うんですよね。
先の発信は「自分が編めないのは指定糸が高いせい!高い糸を使うデザイナーのせい!」と言っているようなものです。
準備できないものは自分の頭で考えて、探したり作ったりすることを、楽しみの一つにしましょう。
ちょっと調べる。
ちょっと考える。
その『ちょっと』のことをすることで、知識が増え、スキルが上がり、編み物がより楽しくなります。
代替糸の決め方、必要量を知る方法はこちらの記事を参考にしてください。