編み物初心者さんに伝えたい!信用できるノウハウ情報の見分け方

編み物初心者

以前に間違った編み方でノウハウ動画を公開している人がいる件について、当ブログでも題材にしたのですが「あの動画、今はどうなってるかな」と思ったのでちょっと見に行ってみました。

するとわたしが懸念していたとおり「自分の情報で間違えて覚えてしまった人のフォローができない人」であることが証明されてしまいました。

わたしやタレコミしてくれたフォロワーさんから見るとと「この人の言うことは信用できないかな」と頭の中で警告音がなるのですが、経験が浅い人だと「何をもって信用できるか」という判断材料が分からないと思います。

今回は信用できる編み物ノウハウ情報の見分け方を考えていこうと思います。

※この記事を読む前に以下の記事を読まれることおすすめします。

どの間違った編み方動画については以下の記事をどうぞ。

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信用できる人には実績がある

わたしはこれまでの仕事でクリエイターの採用活動の経験があるのですが、モノ作りをする人の知識・スキルのレベルというは、制作物を見るのが一番早いと思っています。

動画の主の制作実績が見つからない

さて、あの動画をフォロワーさんに紹介されてから2カ月たちました。

そこそこに盛り上がった話題なのでそろそろコメントが付いているのでは?思って見に行ったら、ありました。

以下コメントの抜粋です。

増し目やねじり目の際にやりにくくなるかもしれないですね

そのコメントに対する主のリプライがこれです。

ご指摘ありがとうございます。増し目は違和感なくできます。
ねじり目はやらないのでわかりません

わたしは衝撃を受けました。

ねじり目は基本のテクニックであり、基礎の本にも載っています。

実績がそれなりにあったら絶対にとおる道だと思うのですが、それをやったことがないとは。

「この人はいったいどんなものを編んだんだろう」と思ったので制作実績を探してみました。

YouTubeのプロフィールを確認し記載されているSNSのアカウント検索してもそのアカウントがありません。

YouTubeのアカウント名で検索してみたら某ハンクラ作品販売サイトでアクセサリーを販売しているのは確認できましたが、編み物の作品の情報はありません。

結果、編み物の制作実績を見ることができませんでした。

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考えて見よう!実績がない人を師事した未来

初心者、初級者が「きれいに編めるようになりたいな」と思ってインターネットで検索したら、あの動画にたどり着いたのであの間違えた編み方に倣ってメリヤスを習得しました。

ある時ねじり目が出てきました。

本やインターネットでやり方を検索するもなんか変で、うまくできない。

「では、あの動画の人はどうやっているんだろう?」

と思いあの人の動画にねじり目のやり方がないか探しても見つからない。

「よし直接コメントで質問してみよう。」

ということで質問してみます。

「ねじり目のときはどうやっていますか?本を見ても他の人の動画を見ても針にかかっている目の向きが逆なので同じようにできません。」

と質問します。

「ねじり目はやらないのでわかりません。」

と返されてそれで終わり。

解決できません。

このように師事する人を間違えると、着いていく先にゴール(問題解決)があると思っていたのに、先導する人が道を間違えたせいで余計に迷うことになるのです。

あの動画を見た編みもの教室を開いている講師の方が言っていました。

あの間違えた編み方(コンビ式という名前があって、厳密には間違いではないのですが)で慣れてしまった結果、できない編み方(中上三目一度や、減らし目など)が出てきて教室に駆け込まれる方が多いと。

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制作実績の数だけノウハウがある

たくさんの種類のアイテムや様々な模様の制作実績があれば、少数派の編み方であってもさまざまなノウハウを持っていますし、初心・初級者がこれから通る道はすでに通っていることが多いです。

つまりあの動画の主にたくさんの制作実績があれば「ねじり目」という基本の技術はすでに身に着けており、「ねじり目はやらないのでわかりません」なんて答えにはならないのです。

たくさんの種類の制作実績があるということはたくさんのテクニックを使える人です。

情報の信用度も高いと言えるでしょう。

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まとめ

今回は信用できる情報の見分け方として制作実績の有無に着目しましたが【編み物初心者さんは気をつけて!正しくない情報に振り回されないために】でも触れたように、大手の出版社や手芸用品メーカーが発信している情報はまず信用して大丈夫です。

個人で活動しているニッター(クロシェッター)を参考にするなら、たくさんの制作実績がある人にしましょう。

わたしもそれなりに制作実績はありますがかぎ針は苦手ですし、棒針だって作品に偏りがあります。
また、資格を持っている人に指導されたわけでもありません。

だからこそたまにガセネタ(というかよろしくないノウハウ)を発信することもあります。

今のところ誰かにも指摘はされていませんが後から「あ、あの方法はダメじゃん」と自分で気が付いて修正をすることはあります。
それは情報を発信した者としての責任だと思っているからです。

だからこそあの動画の「ねじり目はやらないのでわかりません」で終わらせたリプライには非常に不誠実な印象を受けました。
せめて『「やったことがないのでわかりません。確認してみます。」くらい言ってくれたら信用できるのになぁ。』と。

でも、一個人の考え方・やり方にあれこれ言っても仕方ないですし、わたしのブログも含めて真偽不明な情報は世の中にたくさんあります。

なるべく良質な情報を探せるように、リテラシーを高めることはとても大事ですね。

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