michiyoデザイン【Olive】カウルをCO|指定糸廃盤への対策と代替糸選びの記録

制作記録

先月、michiyoさんデザインの『毛糸だま』掲載「ケーブルVネックプル」がサイズをミスって完成しました!

後ろを振り返らず、次なるプロジェクトに選んだのは、同じくmichiyoさんデザインの「Olive(カウル/ネックウォーマー)」です。

今回は、指定糸が廃盤というハードルを「財庫(在庫)」でどう乗り越えるか、糸選びとCOまでのプロセスをまとめました。

パターン情報|michiyoデザイン「Olive」を編む際の注意点

  • デザイン:michiyo
  • パターン名:Olive
  • アイテム:カウル/ネックウォーマー
  • 販売元andemee公式サイト

このパターンは、日本語の「編み図」形式で提供されています。
文章パターンではありません。

また、パターンブックのように「基礎の編み方」の解説は含まれていないため、編み図が読めない人は注意が必要です。

とはいえ、

  • 構造はシンプル
  • 図解がメイン

という特徴があるため、編み図の読み方が分かるような棒針編みの基礎の本が手元にあれば、問題なく編めると思います。

指定糸は入手困難?代替糸で編むのが前提のパターン

指定糸として指定されているのは、以下の2種類です。

  1. ハマナカ カナディアン3S
  2. ハマナカ ワルツ

これらを1本ずつ引き揃えて編む設計ですが、残念ながらどちらも現在は店頭やオンラインでの入手が難しくなっています。

つまり、この「Olive」を今編むなら、代替糸を探すことがスタートラインになります。

財庫から厳選!今回の代替糸候補

「超極太糸(8mm針)」というボリュームのある糸の代替糸にする手段としては、8mmの針をサイズにしている毛糸を選ぶというのが一番かんたんな方法ですね。

ですが、指定糸自体が引き揃えで編んでいるので、超極太糸がなくても、

極太+中細
または
並太+合太

など、引き揃えた結果8mmで編んでいい感じならそれでOKです。

ということで財庫の中からいい感じの色合い&太さになりそうな組み合わせを考えてみました。

候補1:Knitting Bird(ニッティングバード)のコーン糸

2023年の福箱に入っていた300gのコーン糸です。届いた時のワクワクをそのままに、実は1年以上寝かせてしまっていましたw。

ついに日の目を見る時が来ました!

候補2:we are knitters(ウィーアーニッターズ)のMeriwool

私のイチ推しブランド、WAKの Meriwool(メリウール)です。
※PCなら右サイドバー、スマホならサイドメニューにリンクを貼るほど愛用しています!

赤◯で囲った糸が代用の候補

今回は、メルカリで驚くほどの安値で出品されていたものを「この価値でこの価格はかわいそう…!」と、半ば出品者を救出するような気持ちで購入した糸です。

糸量計算の落とし穴|「2m」の攻防戦

ここで一つ、懸念点が見つかりました。

  • 使用針:8mm
  • 必要糸量:約270m

対するMeriwoolのスペックは、

  • 1玉:136m
  • ブラック・グレー玉ずつ/それぞれ合計:272m

計算上、余りはたったの2mしかありません。
スワッチ(試し編み)を編んでしまうと、本番の糸が足りなくなるリスクがあります。

さらに、WAK の Meriwoolは推奨針サイズが5mmで、Knitting Birdの糸を引きそろえて編んだとしても、8mm相当の太さが再現できるかはわからないので

「とにかく編んでからいろいろ考えよう」

としました。

目数を減らして一色で編むかインターシャ(Intarsia)で2色で編むか

太さを再現できるか、という懸念事項に加えて悩んだのが「グレーとブラックのどちらで編むか?」です。

  • グレー:柔らかい雰囲気で、編み地の凹凸(陰影)が綺麗に出そう。
  • ブラック:コーディネートが引き締まり、首元のアクセントに最適。

どっちがいいのかなんて、編んでみないとわかりません。

なのでとにかく色は編んで見てから決めます。

糸が足りるか足りないか

まず一番の問題は、“8mmで編めるほどの太さがあるか”なのですが、いろいろ試し編みをした結果、今回は7mmで編むことにしました。

同じサイズに仕上げる場合、細い針で編む方が糸量が多く必要になります。

今回使用するWAK のMeriwoolの方が2m長いわけですが、使用針のサイズの差分に対しては絶対に足りない。

ということでmichiyoさんに相談して、表に出る側の模様に影響が出ない程度に模様編みを減らしてみることにしました。

グレーとブラックのどちらにするか

次はどちらの色で編むかということです。

それぞれの色で試し編みをした結果

  1. グレー:引きそろえの糸とうまくなじみかつ模様編みが見えやすい
  2. ブラック:色のコントラストが激しいからか模様編みが見えにくい

そういうわけで、いったんグレーでmichiyoさん提案の模様編みを減らす方法で編んでみましたが、やはり糸が足りない不安が出てきました。

インターシャ(Intarsia)で2色で編めば糸が足りない問題がクリアできるよね?

このカウルの魅力は耳まで隠れるボリューム感です。

あまり目数を減らすとボリュームが出なくなります。

そこでインターシャ(縦糸渡し)で2色を使うことを考えました。

この方法もmichiyoさん相談してみたのですが、編み方が輪編みなのでインターシャができない。

インターシャにするには平編み(往復編み)にする必要があります。

別に往復編みが嫌なのではないのですが、「なんだかなぁ」と思ってこの案はちょっと保留にして、先にグレーで模様を減らす方法を試してみます。

だけどやはり「糸足りない不安」が勝り、インターシャも試してみることにしました。

結果一色での輪編みから往復編みでインターシャ(Intarsia)で2色に変更する

インターシャにする場合に必要なことは

・輪編みを平編みに変更
・どこで色を切り替えるか

です。

michiyoさんからのアドバイスは

二目ゴム編みが内側になるけど編み図どおりの二目ゴム編みで色を変えたら、実際に着用したときに裏(内側)の色が見えてしまうから、二目ゴム編みの2目を編み初めにもってきて表に出る方の色で編むといいかも

でした。

次の問題は、“編みはじめと編み終わりをどのようにとじるか”です。

編み図では巻きかがりとなっていますがインターシャで2色使うので、かがる糸と編地が違う色だとちょっと見栄えが悪そうですよね。

そこでこのようにアレンジしてみることにしました。

後で解く作り目で目を作り、インターシャで編む。
編みあがったら作り目を解いて目を拾い、編みはじめと編み終わりを引き抜きはぎして、最後に縦にすくいとじをする。

そういうプランで編み始めました。

そして、こういう状態になりました。

最初はグレーで編んでいたのですが、私の顔に合わせたらブラックの方が合っていたので、表に出る模様をブラック、内側になる2目ゴム編みをグレーに変更しました。

ということで、いったんこれでプロジェクトを進めることにします。