超極太毛糸で編むカーディガン【Hubble Bubble Cardigan】が完成!

制作記録

袖のデザインがかわいくて編みたかったHubble Bubble Cardiganが爆速で完成しました!

このカーディガンは極太毛糸で編む、かんたんでちょっとクセのあるデザインのカーディガンです。

使用した糸はわたしが大好きなwe are knittersのTHE WOOLで、使用する針のサイズは10mmと15mmです。

このパターンには編み図はなく、英文パターンのみですが本当にかんたんです。

とはいえ、英文パターンに慣れていない人もいるかと思うので、Hubble Bubble Cardiganの編み方の補足を残しておきます。

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Hubble Bubble Cardiganについて

Hubble Bubble Cardiganのパターンが買える場所

Hubble Bubble CardiganのパターンはEtsyまたはRaverlyで購入できます。

Ravelryのアカウントも持っているのですが、デザイナーのInstagramからパターンが買える場所を探したらEtsyにたどり着いたのでわたしはEtsyで購入しました。

etsy.com

そして、なぜか忘れましたがクーポンがもらえました。

パターンはPDFで言語は英語のみです。

使用糸について

今回わたしは指定糸で編みました。

冒頭でも述べたようにwe are knittersのTHE WOOLです。

デザイナー本人が「重さ1キロのこの猛獣カーディガンは、~中略~毎週の有酸素トレーニングを編み物セッションに置き換えても問題ありません。」というように、本当に編めば編むほど重くなります。

以前に公開した記事でも触れているようにこの言い回しがツボだったので、「絶対に指定糸で編んだろ」って思って編んだのですが、ちょっと後悔。

腕が痛くなりました。

腱鞘炎の人にはおススメしません。

軽くて同じ程度の太さの糸があれば、そちらで代替してみるのも良いかも知れません。

糸の代替方法はこちらを参考にしてください。

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Hubble Bubble Cardiganの編み方補足

このカーディガンは、シームレスです。

まず、右前身頃~後ろ身頃~左前身頃を平編み(往復編み)し、右前身頃から後ろ身頃を通り、左前身頃から拾い目をして前立てと衿を編みます。

そして袖ぐりから拾い目をして袖を編んで行きます。

さて、流れはこんな感じですが、随所にデザイナーの個性が表れていまして、その個性がちょっと気になってしまいました。

身頃のゴム編みは奇数にしたい

いざ身頃を編むぞ!!

ってところで、いきなりデザインの一つ目のクセにぶつかります。
平編みでのゴム編みなのに作り目が偶数。

「いったい何を言ってるの」と思う人もいるかもしれないですが、パターン指定の作り目の数だと、表目で編んだら裏目で終わります。

着た時に正面から見て左右対称にならないじゃないですか。

偶数での作り目なのでもちろんそうなるのですが、ちょっとモヤっとします。

裾のゴム編みだけ一目多くまたは少なくして、メリヤス編みの一段目で増やした分減らすか、減らした分増やすかしようかなと思いました。

けど、「ま、いっか。」と思って、止めました。

指定の段数編んだら、右前身頃、後ろ身頃、左前身頃に分けて編みます。

身頃が編み終わったら肩をはぎ合せますが、ここで聞いたことが英文パターンの用語が出てきました。

3 needle bind off(=three needle bind off)

調べたところ、要は引き抜きはぎですね。

動画ではすべて棒針で行っていますが、日本の人はかぎ針を使っている人が多いと思います。

海外では「棒針編みだけできる」または「かぎ針編みだけできる」というように、どちらかの編み方だけができる人が多いので、棒針編みの人は棒針しか持っていないからこのようになったのでしょう。

日本人は両方できる人が多いのですが、それってすごいことみたいです。

次に、前立てと衿を続けて編みます。

ここで二つ目のクセ。

指定の目数がまた偶数w

このデザイナーは細かいことは気にしないのでしょうね。

右前身頃の下から後ろ身頃をとおって左前身頃の上から下へ向かって広い目をします。

ここはどうしても左右対称にしたかったので、後ろ身頃で一目多く拾って奇数にします。

前たてが編み終わったら身頃が完成です。

袖の編み方

袖は脇下中央から目を拾いはじめ、後ろ身頃→肩→前身頃という流れで輪に拾います。

ここで注意なのですが日本の編み図だと拾い目の段を1段目とするものが多いですが、英文パータンでは拾い目は段数に含めず「準備の段」とするものが多いです。

次にメリヤス編みを5段編み、6段目でBubble stitchを作ります。

具体的な編み方はパターンにYouTubeのリンクが貼られているのでそこで確認できます。

パターンではBubble stitchを作るところを【MB】と表記しています。
(meke Bubble stitchかな?)

指定の段数または必要な長さまで編んだら、減らし目をして、袖口を1目ゴム編みをし、最終段は前の断と同じ編み目のふせ止めをして完成です。

水通し~仕上げのスチーム

編み終わったら水通しです。

水通しのやり方はこちらと同様です

こちらの記事と今回のやり方で違うところは、洗剤にユーカランを使ったことです。

ユーカランはすすぎの必要がありませんので今回は以下のように水通しをしました。

予洗い→ユーカランで浸け置き→脱水→乾燥。

乾燥は陰で平干しするのですが、それだけだと一向に乾きそうにないので、サーキュレーター除湿乾燥機を最大風力で使います。

乾いたらスチームを当てて形を整えます。

アイロン台を使うとアイロン台の面積が狭くてやりにくいので、デカクッションにシーチングを敷いてスチーㇺを当てます。

スチームの準備

座椅子の上にデカクッションがあります。
(猫が近づいたとき熱いスチームがかからないように座椅子の背もたれでガードするため)

クッションにシーチングをかけてカーディガンを広げます。
(ブログ用の画像を撮るときは大抵部屋が汚いw)

この状態でスチームを当てて形を整えます。これで完成です!

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極太糸で編むカーディガンをキレイに仕上げるポイント

極太毛糸のつなぎ方

極太糸で編んだ作品をすっきりときれいに仕上げるコツは、糸のつなぎ方と糸始末のやり方にあります。

極太糸の付けたし方ってちょっと悩みませんか?

わたしは基本的に結ばないで付け足します。

特に極太糸は結び目が大きいし、結び目が小さいと言われるはた結びだって、ふっくらとした極太糸の中に突然結び目があったら目立ちます。

まず、極太糸の付けたし方ですが、一番良い方法は糸端と糸端をほぐして合体させる方法です。

この方法だと糸端が少なくなるので糸始末も少なくなりおススメです。

具体的なやり方はこちらの記事をどうぞ。

糸始末のやり方ですが、糸端を大きく斜めにカットして解してから編み地にくぐらせます。

糸端をくぐらせた場所を、フェルティングします。

フェルティングニードルを持っている人はそれを使っても良いですし、指に唾つけてニジニジ(?)して馴染ませても良いです。

この方法も上記で紹介した糸始末のやり方の記事で紹介しています。

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着てみた!カワイイ!!けど…

デザイナー自身が「重いから編みつつ有酸素運動になるよ」とは言っていたけど、本当に重いんですよ。

重さを計ってみたら1.3kgありました。

カワイイけどコレ、肩凝らんかな。

あとオフシーズンの収納でものすごく嵩張りますね。

そんなこんなで、実用化や収納についてはちょっと難ありなHubble Bubble Cardiganですが、パターンはこちらから購入できます。

etsy.com
Hubble Bubble Cardigan pattern by Katharina von Blumenthal
What better way to keep warm than cocooning yourself in super chunky wool? Weighing in at one whole kilogram this beast of a cardigan is guaranteed to keep the

編んでみたい!

と、思った方はぜひ編んでみてください!!

わたしは春バージョンも編みますよ!