支援のためにニッターのわたしたちにできること

お役立ち

連日報道されているのでみなさんもご存じかと思いますが、今ウクライナでは幼い子どもを含む民間人の犠牲者がでています。

恥ずかしながらなぜ、今このような状態になっているのかわたしにはわかりません。
旧ソ連から細々といろいろあったであろうという想像しかできません。

ただ確実にわかっていることは、ウクライナには平和が奪われ、傷つき、命を奪われた人がいるということ。

ウクライナとロシアのニュースを見て心を痛めた人の中には、どうにか自分も支援ができないかと思う人も多いでしょう。

そこで今回は、編み物を通した支援活動についてまとめました。

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ウクライナのデジタルパターンを購入して支援

SNSって素晴らしいですね。
先日このようなtweet見かけました。

「なるほど!」と思いました。

世の中にはたくさんの支援団体があり寄付金を集めていますが、悲しいことに支援を謳った詐欺やピンハネの問題があったことから、どこに寄付をしたら良いのか悩ましいのが問題です。

ならば「ウクライナ現地の人に直接お金が入るようにするのが良いぞ」ということですね。

そしてその方法が、オンラインでデジタルパターンを購入することです。

パターンダウンロードならやっぱりRavelry

Tweetで言われているようにRavelryの検索機能では特定の国を指定して検索することができます。

Ravelryってなに?
どうやってパターンをダウンロードするの?

という方はこちらを参考にしてください。

ラベリーで編みたいパターンの探し方とダウンロードする方法
この記事で紹介しているRavelryの画面は旧デザインのものです。最新版はこちらです。

Ravelryでの検索の仕方

※当ブログはスマートフォンからのアクセスが多いのでスマートフォンの画面で紹介します。

Ravelryにログイン し画面左上の【MENU】をタップ。

開いたメニューのパターンをタップするとパターン検索の画面へ遷移します。

パターン検索画面で【詳細】をタップすると【filter these results】ボタンが表示されるので、それをタップ。

するとこのようなメニューが開きます。

開いたメニュー内をずーと下の方までスクロールすると、『その他の検索オプション』というメニューがあるのでそれをタップ。

さらにメニューが開きますので、この中の『デザイナーの国』をタップします。

新しく開いた画面内の枠をタップして国名を選択します。

アルファベット順です。
ウクライナのスペルは“Ukraine”なので、下の方です。

国名を選択したら【Done】ボタンを押します。

上記画像の右側ので囲っている部分が指定した検索条件です。
これでウクライナのパターンが検索できました。

もう少し細かく条件を指定して検索したい場合は、【filter these results】ボタンで検索条件を追加します。
例えば、棒針編みに絞りたい場合は『クラフト』メニューをタップして中の選択メニューで、棒針編みを選択します。

指定した条件が追加されているのが分かります。

このようにして国別検索ができますので、ぜひ活用しましょう。

Ravelryだけじゃない!Etsyでも国名指定で検索できます!

海外のパターンを購入する方法はRavelyだけではありません。

わたしはRavelryのほかにEtysも利用します。

Etsyってなに?
どうやってパターンをダウンロードするの?

という方はこちらを参考にしてください。

Etsyで海外のパターンをダウンロードしてみよう
みなさんは海外デザイナーのパターンはどこで仕入れていますか? わたしはほとんどがRaverlyです。

Etsyでの検索の仕方

※こちらもRavelryの説明と同様にスマートフォンの画面で紹介します。

Etsyにアクセスし、検索窓にキーワードを入力します
※Etsyは会員登録していなくても利用でき、ログインせずに検索できます。

試しに「編み物 パターン ウクライナ」と入力して検索してみましょう。

するとこんな検索結果になりました。

キーワード検索は“OR検索”でしょうか。
だとすると、編み物のパターン以外のものもヒットしますね。

ウクライナの編み物のパターンなのかを確認します。

ハチの編みぐるみがかわいいので、こちらの商品詳細ページを開いてみます。

メイン画像のサムネイルの下がセラー名(販売者の名前)です。
ここをタップするとセラーの詳細ページに遷移します。

ここで販売者の所在地が確認できます。

ウクライナのセラーでした!

このように検索方法を工夫して、いろいろと検索してみましょう。

EtsyはRavelryと違って編み物だけではなく、広くハンドメイド作品を取り扱っています。
編み物に限らず、イラスト等のデジタルデータを購入するのも良いかもしれないですね。

ただし、物品(完成品や道具、材料)の購入は止めましょう。

シェルターや遠くの地に避難している人も多くいるので、配送手続きなんてできないです。

出品者や現地の配送業者の安全のためにも、デジタルデータの購入にとどめましょう。

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売り上げを寄付してくれる場所でショッピングする

RavelryもEtsyも日本語対応とは言え、おそらく日本語のパターンは少ない(ないかも?)でしょう。とすると、英文パターンに不安がある人だと躊躇しますよね。

また長引くコロナ禍で家計が苦しくなってるご家庭も多い中で「使わないものを買ってまで支援を!」なんて言えません。

でも、必要なもの・欲しいものを購入し、その支払いが寄付に回るサービスがあったら、活用しようと思いませんか?

we are knittersのパターン購入で寄付に参加

世界にはウクライナの現状に心を痛めて「売り上げを支援に回します!」という人たちがいます。

そのひとつがわたしが大好きなwe are knittersです。

3月7日の24時間限定でしたが、パターンを購入するとその分ウクライナへ寄付してくれるとのこと。

ヘッダーメニューの上にのメッセージに「集められたお金はすべて国連に寄付します。(ざっくり訳)」とあります。(英語得意じゃないので違ったらすみません。)

Instagramの告知でこのイベントを知って、わたしも2点購入しました。

we are knittersは期間限定ではありましたが、we are knittersと同じように、売り上げを寄付に回してくれるショップはほかにもあると思います。

アンテナを張って情報収集しましょう。

ショッピングでのポイントを寄付する

「直近でお買い物の予定がないよ!」

という人には、ポイントを寄付する方法もあります。

「ウクライナ支援」ポイントで寄付できる 楽天やTポイントを活用
ロシアから軍事侵攻を受けているウクライナに向けて、日本国内で寄付の動きが広がっている。在日ウクライナ大使館は2022年3月1日、日本人6万人以上から20億円近くの寄付金があったことをツイッターに投稿した。寄付の宛先、目的はいろいろある。また、会員制ポイントサービス「楽天ポイント」「Tポイント」を利用して、ウクライナへの

ショッピングでついたポイントって言ってしまえば不労所得です。

経済的な余裕がないと、気持ちとしては寄付をしたいと思っていてもなかなか難しいですが、過去にしたショッピングでポイントがたまっていたら、寄付をするハードルが少しは低くなるのではないかと思います。

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見知らぬ誰かのやさしさが人の心をあたためる

この記事を書いている今日は3月11日。

11年前の今日、東日本大震災が起きました。

このとき日本は、海外からのたくさんの救助と義援金で助けられました。

当時わたしは印刷業界にいて、紙とインクの不足により仕事が大きく減ったことで離職し、つかの間の休息としてサイパン旅行にいきました。

カフェで目があった現地のおじさんに「Tsunami OK?」と訪ねられました。

「Umm… OK!」と答えたら、「Oh sorry…」と悲しそうな顔で言われました。
(わたしの返答に間が空いたのは、私自身のことなのか日本全体のことなのか迷ったから)

そのとき、見知らぬ海外の人が日本人を気にかけてくれていたことがうれしく思いました。

わたしがこれまでに経験をしたことがないような不安、恐怖、怒り、悲しみ、痛みを抱えているであろうウクライナの人々。

わたしはその人たちを直接助けることはできません。

でも、わたしのように少しでも寄付をする人がたくさん集まれば、大きな資金になります。

そしてサイパンのおじさんに声をかけられた経験から思うことは、「あなたたちのことを気にかけています」という見知らぬ誰かの想いが伝わったとき、絶望の中にいたとしても、小さな希望の光くらいにはなり得るのではないかと思っています。

きっとこれはキレイごとです。
でもわたしはウクライナの人のような経験をしたことがないからキレイごとしか言えません。

だからこそもっと意味があることとして、ウクライナの人にどうにかお金を届けようと思っています。

11年前のあのとき、日本がたくさんの国から助けられたのですから。