世間を苦しめるあの忌々しいウィルスの一日の陽性者数は、年が明けてから東京では2,000人を超える日が出るようになりました。
そして、再びの緊急事態宣言。
不要不急の外出を控えるように言われています。
こんなことを言うのは不謹慎だけど、言いたい。
「編み物をする時間が増える!(´艸`*)」
ふだんから編み物をする人には変わりない日常(おこもり生活という意味で)ですが、外に出て遊びたい人は、ちょっと外出を控えてこの機会にぜひとも、編み物を始めて欲しいです。
今回は不要不急の外出ができない今だからこそ、編み物を始めるべき理由をまとめました。
理由1.在宅ワークになったら編む時間が増える
仕事をしつつ趣味で編み物をしている人はたくさんいると思いますが、そんな人たちは仕事中こう思っていませんか?
「早く帰って編みたいなぁ」と。
わたしはそう思ってます。
さらにわたしは感染爆心地に勤務しているので、その緊張感からなのか、年末年始の怠惰な暮らしで体力が落ちたからなのか、帰宅したらどっと疲れが出て全然編めない…。
年が明けてから平日は一段も編めないでいて欲求不満でしたが、今回の緊急事態宣言からわたしもついに在宅ワークが始まります。
在宅ワークのおかげでできる編み時間はどれくらい?
在宅ワークなので作業時間は出勤してる日と同じ時間になりますが、移動時間がない分の時間があき時間となりますよね。
さらに出勤しないならお弁当を作る必要がないし、メイクの必要もない。
わたしのライフスタイルを例に考えると、メイクやその他の通勤の準備や、移動時間が不要になったことで増える時間は2時間ほどです。
帰宅時の移動時間で1時間弱。
さらに休憩時間は出勤時と同じように1時間とれますので、お昼ご飯の料理をしないで作り置きで済ませるなら、20〜30分で食事が終わります。
残りの休憩時間30分も自由になります。
職場の休憩時間でもモバイル編みをしている人がいると思いますが、わたしはウィルスの付着が怖いので今はモバイル編みをしていません。
単純計算で在宅ワークになったことで、3時間半ほど編む時間ができます!
通勤で体力を消耗しなくなる分、これまではダラダラとなにもできなかった時間も編む時間に当てることもできるかも!
とはいえ、我が家は子供がいないということと、夫も在宅なので完全に家事を任せられるという最高の条件が揃っているからできることですが。
家族構成や仕事内容、同居家族の理解がないと難しいですが(〝編み物=遊び〟であり、遊ぶくらいなら家事をサボるな!っていう人もいますよね。)、一人暮らしの人ならばこのように在宅ワークでできた余暇を編む時間に当てることができます。
理由2.編み物はメンタルヘルスケアにもなる
「コロナうつ」という言葉が生まれるくらい、コロナ禍によって不調を訴える人が増えているようです。
理由はいろいろ考えられますね。
想像に難くないです。
実はわたしは適応障害を患い、離職して療養していたことがあるのですが、2年間の療養期間でやっていたことは、もちろん編み物です。
適応障害とうつは違う病ですが、症状はとてもよく似ています。
わたしの場合の自覚症状は、慢性的な倦怠感、動悸、そしてこれまで習慣になっていた読書ができない(文字が文章として理解できなくなっていた)。
もしかしたらここにたどり着いた人の中には、似たような症状で検索した人もいるかもしれませんね。
先生曰く、編み物は良いらしい
わたしの場合は前述の不調を覚えてから、まず内科に行きました。
問診と血液検査の結果から「こちらの見解では内科的には問題ありません。心療内科にかかってみてください。その際、この血液検査の結果を持っていくと話が早いです。」と言われ、その通りにしました。
メンタルクリニックで付いた病名は「適応障害」。
それから2年ほど通院することになります。
さて、通院が始まったはいいものの待ち時間がとても長い。
その時間がもったいないので、編み物をしていました。
そしてカウセリングの時にこのように言われました。
「編み物するんですか。すごいですね。編み物は治療という意味でも良いですよ。」と。
具体的にどういう意味で言われたのかはわかりません。
手を動かすことによってボケ防止のような効果があるのか、数えたり構造を考えたりすることが刺激になって良いのか、編むリズムが脳に良いのか。
でも、間違いなく先生は適応障害のわたしが元気を取り戻すために「編み物は良い。」とはっきり言いました。
ちなみにその時に編んでいたのはこれです。
色も明るいし、それも良かったのかもしれないですねぇ。
編み物をはじめてみようかなって思った人はこちらの記事もどうぞ!
心の元気を保つ・取り戻すコツ
ここからは、不調の症状を検索した結果たどり着いた人へ、少しでも早く元気になるようにわたしがやってきたことをお伝えします。
あくまで個人的に体験したこと、学んだことです。
改善されない場合はきちんと医療機関にかかってくださいね。
さて、心の元気を保つ・取り戻すコツは忙しくすることです。
忙しくするというのは「無闇に不安なことを考えないこと」という意味です。
コロナ禍によって、仕事を失ったり、学校にいけなかったり、いろんな不安が取り巻いています。
一人の時間が増えるとよくない方向に考えがちになりますが、考えすぎてはいけません。
今できることをしっかり行ったなら、あとは余計なことは考えないことです。
テレビやネットニュースや掲示板を見るのは止めましょう。
不確かな情報や不安を煽るようなことばかり聞いても意味がありません。
テレビやネットニュースを見ないことで生まれた時間に編み物をしましょう。
集中して作業をしている時は、別のこと(悩みごとなど)を考えることはできません。
どうやって編み物をはじめて良いのかわからない人はこちをどうぞ!
「編み物はやる気しないなぁ」という人ならば、運動もいいです。
ソーシャルディスタンスを保ってランニングやウォーキングをしたり、自宅で筋トレが良いですね。
体を疲れさせて眠るというのは有効な手段です。
心の元気を取り戻すためにオススメの本とアニメ
ここでオススメの本とアニメを紹介しますね。
やたら不安になってしまう人向け
この本にも「体を疲れさせよう。忙しくしよう。」って書いてあります。
SNSや職場などの人間関係で疲弊している人向け
もし夜に布団に入って、日中に他人に言われた一言の裏が気になってモヤモヤ・イライラしているなら、それはたいてい妄想です。
私のように不調で本が読めなくなっている人向け
TVで放送されていた当時は「なんだこのふざけたクマは」と思っていましたが、改めてちゃんと見るとコジコジが言っていることは真理だと思います。
「息を吸って吐く。これが生きる道!」
引用:コジコジ(何話目か忘れました。)
個人的にはこれが一番好きなセリフです。
生きる意味とか考えちゃう人がいますが、深く考えなくてもいいことだと思うんですよね。
あともう一つ、「だったら飛ばなければいいんだよ。だって飛べないんだもの。仕方ないよ。」
(だったかな?正月君が飛べなくなって悩んでいる時のセリフ。)
このセリフもとても好きです。
あがいてもできない時はできないのです。
腹をくくって、それをやめて別のことをしましょう。
終わりに
今回はちょっと編み物からずれた話になりましたが、緊急事態宣言中の不要不急の外出自粛中の過ごし方に、編み物が最適なのはニッターからしたら言わずもがなです。
在宅ワーク導入のおかげで移動時間やメイク時間が不要になり、余暇が増えたことでわたしには都合の良い状態ですが、やはり気は滅入っています。
それでもコロナ禍においても、わたしはかなり恵まれている方かもしれません。
夫はオリンピック2020の事業に関わっていたのですが、その仕事がなくなったおかげで3桁万円の収入が立ち消えました。
貯金も底をついたのに事業を起こした時期が悪かったことで、持続化給付金も当初は対象外でした。(オリンピック事業のための準備でお金出してるのにね!怒)
それが年末に持続化給付金のことで何度か問い合わせたところから連絡がきて、3度目くらいの申請でなんとか給付されましたし、わたし自身は失業される人が多い中で非正規ではありますが仕事をもらうことができました。
「編み物どころじゃねーよ!」って人はたくさんいると思いますが、日本という国は、冷静になって確かな情報を仕入れて行動すれば、死なないような仕組みになっている国です。
我が家の例ならば、当初は持続化給付金の申請が受け入れられなくても、時間が経ってから受給できるパターンもあります。
窮地に立たされていた頃、不正受給になりそうなグレーなやり方を促す人もちらほらいたけど、焦ってやらないで良かったと思っています。
税金だとか、もらえるかわからない年金とか、コロナ対策とか政府に不信感を抱いている人はたくさんいますが、正しい情報を得て、正しいルートで助けを求めれば命までは奪われません。
平静を保つために、わたしが適応障害を治めた方法が参考になればいいなと思います。
どうにか乗り越えましょう。