なんか若い人の間で編み物が流行っているみたいですね!
おばちゃんはとても嬉しいです!
その若い人たちはデジタルネイティブ世代ですよね。
わからないことはインターネットですぐに調べて問題解決に努めるでしょう。
でもね、わたしちょっとびっくりしたんです。
Google AIが嘘ついてました。
Google AIが出す概要の嘘の事例
すでにAIの誤情報についてはGoogleも把握していますが、以下の記事から半年経っているのにまだ改善されていないんですね。
とまぁ、このような情報はすでにあるのでわたしはGoogleのAIは信用していなかったのですが、先日英文パターンで編みたいデザインがあったので、指定糸と使用する針サイズを調べたときのこと。
「棒針の4mmって日本サイズだと何号だっけ?」
と思ってGoogleで検索したんですよ。
「棒針 4ミリ 何号」
というキーワードで。
検索結果のトップにAIの概要が表示されるのですが、それが間違っていてびっくりして思わずXに投稿しちゃいました。
ネットですぐに調べられる良い時代になったけど、安易にAIは信用しない方が良いかもよ。
— Popknitter.chicchi (@popknitter) December 27, 2024
ネットでパターンを探すと海外サイズの棒針を使用している事も多いけど、日本の号表記の数字とミリの数字は太さの=(イコール)じゃないよ。
この概要は一行目は誤りね
4号は3.3mmです。 pic.twitter.com/5OhUtTYrvY
※X投稿日現在
投稿を追っていただくとわかるかと思いますが、キーワードを入れ替えたり、検索のキーワードをちょっと変えると正しい概要も表示されます。
「棒針 4号 何ミリ」
この検索だと正しい概要が表示されます。
最初の検索ワード「棒針 4ミリ 何号」は、海外サイズから日本サイズに変換する検索。
2つ目の検索ワードは「棒針 4号 何ミリ」日本サイズから海外サイズに変換する検索。
どちらも知りたいことは一緒ですよね。
だけどgoogle AIの概要は違う答えができました。
これはちょっと問題があるなぁと思います。
『タイパ』という言葉が当たり前になっている若い世代の人にはAIが出す短い文章の概要はとても便利でしょう。
しかし今回のように、ほんの少しキーワードを変えただけで誤った情報が概要として表示される事例があると
「AIの概要を安易に信じちゃダメだよ」
と言いたくなりました。
でも、これは編み物に関することだけじゃなくて、インターネット検索において言えることですよね。
わたしは編み物をしているからこのAIの誤りに気がつきましたが、例えば病気や健康、政治、事件について調べた時に出てきたAIは正しいことなのかはわかりません。
インターネットはフェイク記事で溢れています。
そのフェイクから概要が作成されるということも充分あり得るわけです。
Google検索での問題点はAIだけではありません。
以前記事にした間違えた編み方の動画もそうです。
知識や経験が少ない初心者にはその情報が正しいかはわかりません。
だからこそ、その情報が正しいことなのか、複数の情報(経験豊富なニッターのブログ記事、書籍、編み物の先輩の話など)を仕入れてから判断して欲しいのです。
デジタルネイティブ世代の方が、わたしより少し上の世代よりもリテラシーは高いと思いますので、「AIが信用できないことはわかってるよ」という人が多いかもしれません。
だけど、タイパ重視の人だと端的にまとまっているAIの概要を活用している人も多いのではと、老婆心ながらこうして記事にしたわけです。
さて、これが2024年の最後の記事となります。
最後の記事が注意喚起なんてなぁ…( ˘•ω•˘ )
それではみなさま、良いお年をお迎えください。