やってみたら意外とかんたん!英文パターンの始め方

ハウツー

先日「サイズ調整で毎回悩むくらいなら英文パターンで編む方が良いのでは?」という記事を公開しましたが、「英文パターンを始めてみたいけど何から始めたらよいの?」と思う人もいますよね。

何でも適当にやってみるタイプのわたしですが、やってみたらわりとかんたんです。

今回はわたしが英文パターンで編めるようになった過程を紹介します。

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英文パターンの読み方を学ぶために必要なもの

適当にやってみるタイプのわたしですが、さすがに初めて何かをするときはそれなりの下準備はしています。

ここでは英文パターンを始める前に準備しておいた方が良いものをまとめました。

体形的に学ぶための本

今はインターネットで調べたらなんでも答えが出る時代ですが、系統立てて学ぶことはできません。

まずは一冊で良いので本を買いましょう。

ここではわたしが買った2冊の本を紹介します。

1)編みもの「英文パターン」ハンドブック

わたしが最初に手に取った英文パターンの読み方の解説本です。

英文パターンを手に入れる方法、英文パターンの特徴、英文パターンの構成など、英文パターンの初めの一歩から学ぶことができます。

いくつか作品の英文パターンと見慣れた日本の編み図があり、見比べて編むことができるので、最初の1冊に良いでしょう。

詳細はこちらから
編みもの「英文パターン」ハンドブック(西村知子/著:東京書籍)

2)西村知子のもっともっと英語で編もう!

英文パターンの読み方や具体的なテクニックを解説しています。

いろんなテクニックを盛り込んだ作品のレシピつきで、そのレシピは英文パターンと日本式の編み図の両方があります。

英文と編み図を見比べることができるので、英文ターンの始めの一歩にぴったり。

詳細はこちらから
西村知子のもっともっと、英語で編もう(西村知子/著:日本ヴォーグ社)


わたしは2冊持っていますが、よく開くのは2)の『西村知子のもっともっと英語で編もう!』です。

その理由は、英文パターンでやたらと登場する技術 “ Wrap & Turn [ラップ&ターン]  ” と “ German Short Row [ジャーマン・ショートロウ]  ” のやり方がカラー写真付きで紹介されていて何度も確認するから。

1)と2)の掲載内容はかぶっている部分もありますが、1)にしかない内容は「一度読めば充分かな」という感じで、2)の方は具体的なテクニックがカラー写真で解説されている分、実用的かと思います。

もしどちらか1冊だけにするならば、わたしは『西村知子のもっともっと英語で編もう!』をオススメします。

本でわからないことを補うためのネット検索

準備した方が良いものの2つ目はネット検索ができる環境ですが、これは既に皆さんお持ちですね。
この記事ににたどり着いてますので。

あえて「ネット検索」を上げている理由は、「わからないことはとにかくググる」ことが解決の近道なので強調しておきたくて。

本には動画がありません。
写真でテクニックを紹介されていても、わかりにくいことがありますよね。

そういうときこそネット検索です。

大抵のテクニックは動画で紹介されているので、静止画よりもだんぜんわかりやすいです。

効率よい学びには本とインターネット検索を併用しましょう。

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はじめての英文パターンの選び方

さて、英文パターンがどんなものか、ふんわりとわかったところで次は実践です。

英文パターンはどのように選ぶのが良いでしょうか。

わたしの場合と併せて、「こういうのパターンを選ぶと良いのでは?」と提案してみました。

わたしの場合

初心者向けを選ぶ

わたしが最初に編んだ英文パターンの作品はこちらのセーター。

始めてセーターを編む人向けのパターンです。

初心者向けのパターンを選んだ理由は「英文パターンの構成になれること」を目的としたからです。

初心者向けならば難しいテクニックはないので、調べることが少なく済みます。

提案編

Ravelryで編んでいる人が多いパターンを選ぶ

海外のパターンを探すなら王道のRavelryでダウンロードするのが良いかと思います。

海外の人からパターンを購入することがはじめてだと不安かもしれないですが、たくさん使っている人がいるので少し安心ですよね。

さらにRvelryの中でも、プロジェクト数が多いパターンが良いでしょう。

プロジェクト数が多い=編んでいる人が多い

ということになるので、誤植や翻訳ミスが修正・刷新されていて、パターンとして完成度が高くなっています。

ラベリーでのダウンロードの方法はこちらを参考にしてください。

日本語パターンもある英文パターンを選ぶ

多くはないですが日本語のパターンを作成してくれているデザイナーもいます。

どうしても英文パターンだけだと不安な人は、英文パターンの補助として日本語のパターンも合わせて読んでみましょう。

ただし、なるべく編み図がないものにしましょう。編み図があると結局編み図を見るから身につかないです!


ちなみに・・・・
以前に英文パターンを日本語訳したパターンで編んだことがあるのですが、どうしてもつじつまが合わないのでデザイナーに問い合わせたら「翻訳ミスです。ごめんなさい。」とお返事いただきました。(そしてRaverlyのパターンが修正されました)

この経験から、編んでいる人が多くかつ日本語のパターンがあっても、日本語のパターンで編んでいる人が少なければ誤植などのミスがある可能性は高いかもしれないと思いました。

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英文パターンが読めるようになるには

なんでもそうですが、やったことがないことができるようになるには「とにかくやる」しかないです。

数をこなせばそれだけ身に付きます。

当ブログでもいくつか英文パターンで編んだ作品を紹介していますが、とくに難しさは感じませんでした。

これらが編めるようになるまでは、当記事に書いたこと以外はしていません。

最初にパターンの構成を知っておく。
用語は出た都度調べる。
分からない文章がでてきたらgoogle 翻訳で訳してみる。

これだけで編めます。
英検4級レベルで充分です(履歴書にかけないレベル)。
強いて言えば毎回 we are knittersの「sew」で悩むくらい。

当ブログでも何度か言っているように、若い人ならば英文パターンの方が編みたくなるデザインが多そうですし、サイズ展開も豊富です。

自分が思い描くデザインが日本にはなくても海外ならばきっと見つかります。

日本のデザインはなんだか好みじゃない。
自分のサイズの編み図がない。

そんな人は英文パターンで編んでみましょう。