昨年の夏に買ったBEYOND THE REEFの本【ビヨンドザリーフと編むバッグ】に掲載されているスリンが完成しました。
昨年なんとなく本屋さんで本を開いたら「これ、いいな!」と思って2冊買ったのですが、いかんせん昨年の夏は編む物を決めていたもので編むと決めてから丸一年が経ってしまいました。
編み方自体は難しいことはないのですが、とにかくパーツを揃えるのが難しかった。
今回はBEYOND THE REEFの【スリン】のパーツの集め方を主題として仕入れから完成までのあれこれをまとめます。
BEYOND THE REEF 指定のパーツが手に入らない
まずは必要なパーツを洗い出しておきます。
- パピーリーフィー
- 底板
- Dカン
- 開閉式丸カン
- マグネットボタン
- 飾りボタン
- 竹製の持ち手(+ねじ式Dカン)
- オリジナルチェーンゴールド
1、2、3はどこでも手に入ります。
問題は4~8です。
わたしはふだん手芸のパーツは何でもそろうオカダヤで揃えてます。
オカダヤのセールときにすべてパーツを揃えるつもりで足を運んだのですが、全く同じ飾りボタン、同じ形の竹製の持ち手、同じ型のゴールドのチェーンがありません。
ゴールドチェーンなんて「オリジナルチェーン」って書籍に記載されてますから、まぁ、売ってないかなと思ったのですが、指定の形の竹製の持ち手がありません。
飾りボタンも同じものはありません。
BEYOND THE REEFのオンラインショップでも取り扱ってほしいところですが、そこにもなく。
なに?
本の発行が古いから?
発行した時だったらキット販売があったのでしょうか。
でもまぁ、過去にあったとしても現時点でないんだから仕方ない。
それっぽいものを探します。
BEYOND THE REEFの【スリン】のそれっぽいパーツが手に入るショップ
なんでも手に入ると言えば楽天市場ですよ。
というわけで足りないものは楽天市場で揃えました。
竹製の持ち手
指定のサイズと同じものありませんが誤差+-1cmなんて編み手の手加減次第ですよ。
バッグの仕上がりサイズなんて指定のサイズじゃなくても良いのです。
持ち手の幅に合わせればよいのです。
しかし、問題が一つ。
この持ち手、2個セットです。
まぁ、多くのバッグは持ち手が対になってますからね。
一つ余るけど仕方ない。
それとねじ式Dカンもセットなので、それが良かったですね。
もし持ち手だけしかなかったら、ねじ式Dカンを別途探す必要があります。
ゴールドのチェーン
これがねぇ、チェーンの55cmって半端な長さがないのです。
近い長さだと40cmか60cmならあるのですが。
さらに似たようなボリューム感のあるチェーンがありません。
どうしようかなって思ったのですが
「ゴールドならええやろ。」「肩掛けしちゃえ!」
と思ってこれにしました。
飾りボタン
BEYONDO THE REEFの意味、それは“珊瑚礁の彼方になので作品のテーマは海なのでしょう。
飾りボタンはヒトデがモチーフのようです。
これも同じようなものがありません。
もう「ヒトデならええやろ」精神(w)で楽天で「飾りボタン ヒトデ」で検索して見つけたのがこれです。
開閉式丸カン
これもありそうでなかなか見つけられませんでした。
別の店舗のオカダヤならあったのかな…。
貴和製作所ならあるのかな。
そして今現在、楽天の購入履歴からリンクを辿ったら、すでに商品がなくなっていました。
スリンの編み方補足
編み方自体は難しくないですが、こういう本の定番の「縫い付ける」が相変わらず「どうやって!?」状態に。
このように書籍の文章だけではわかりにくい部分をまとめておきます。
スリンの縫い付け方一覧
ストラップ&開閉式丸カン:半返し縫い
タブ&Dカン:半返し縫い
マグネットホック・飾りボタン:布を縫う縫い針と手縫用に糸を使用。
家庭科で習った方法で縫いつける(なんだそれw)。
これは正解ではなくてあくまで、わたしがやった方法ですので他にも良い方法があると思います。
編み物の本って、相変わらずこういうところあるんですね。
筒状に編むときに立ち上がりを目立たなくする
かぎ針の細編みで筒に編んでいくと、段の終わりの引き抜き編みで横筋ができてしまいますよね。
この横筋が隠れる編み方がこれです。
この編み方についての詳しい話はこちらの記事をどうぞ
この方法で編むとこんな感じになります。
バッグの横に段の切り替えがあるのですが悪目立ちはしてないです。
BEYOND THE REEFのスリンを編んだ感想
BEYOND THE REEFのデザインの良さのポイントは異素材の組み合わせにあります。
BEYOND THE REEFのデザインは都会的でかっこいい系なとろこに惹かれたので、ちゃんと指定のパーツで完成させたかったのですが、同じパーツが売ってない(見つからないだけ?)ので、それっぽくすることを意識したから、パーツ集めですごく疲れました。
また何とか集まったパーツも、ゴールドの色味がそれぞれ微妙に違うんですよね。
画像だと分かりにくいのですが、Dカンのゴールドの黄みが他のパーツに比べてちょっと強いのですよ。
今現在、もうひとつBEYOND THE REEFの書籍からバッグを編んでいますが、こちらはパーツ集めの方は比較的ラクでした。
完成したらまた記事にしたいと思います。