タイトルのとおり、amuhibiknit book のダイヤモンドヨークMOTAバージョンが完成しました!
かつて戒めのために「手持ちの糸を減らさないと新たに糸を買うの禁止」というルールを設けていたのですが、フラストレーションがたまってすぐに解禁。
その解禁のきっかけになったのが、このプロジェクトです。
このプロジェクトに取り掛かっている最中に赤ちゃん誕生が2件に入ったり、なんかうまくいかなくて気分転換に別のものを編んだりと、寄り道をたくさんしたので今シーズンに完成するかどうかというところだったのですが、間に合いました!
編み方はそんなに難しくはないと思うのですが、いかんせんわたしは編み込み模様が苦手でして。
そんな編み込み模様が苦手なわたしでも、ちょっとでもきれいに編めるように工夫したことがあります。
今回は、ダイヤモンドヨークをきれいに編むために気を付けたことをまとめます。
DIAMOND YOKEをきれいに編むポイント
ダイヤモンドヨークをきれいに編むためには、編み込み模様を編むときに共通する、コツと、ダイヤモンド―ヨークを編むときにわたしが気づいたポイントがあります。
編み込み模様をきれいに編むコツ
まずは、全編み込み模様に共通するコツです。
いつぞや「編み込み模様が苦手なんですわ」と呟いたところ、以下のコツを教わりました。
※以下右利きの場合です。
横糸渡しの編み込みのときの【編みくるみ】のやり方 地糸を編んで配色糸を編みくるむ場合 基本的に5目以上糸が渡るときは編みくるみを行います 人によっては4目渡るときにも編みくるむ方もいらっしゃいます pic.twitter.com/TOMEeAhXiv
— 蛍光灯ニット💡🧶 (@keikoto_knit) October 21, 2019
【横糸渡しの編み込み(フェアアイル)で編みくるみがある段をきれいに編むコツ】
1.編みくるみ終わったら、編地が縮みすぎないように右手で抑えて編みくるんだ糸を左側に少し引っ張る ※必ず次の目を編む前に行う 2.手にかけた糸のテンションを張り直してから次の目を編む これやるだけで全然変わる! pic.twitter.com/VxJbUsyy9r — 蛍光灯ニット💡🧶 (@keikoto_knit) July 27, 2023
裏に渡す目が多い場合は、適宜編みくるむというのはこれまでどおりですが、目から鱗だったのは裏に渡す糸を右手の人差し指で抑えるということ。
わたしはこの方法でかなりきれいに編めるようになりました。
ついでに、編みくるんだ時だけではなく常に裏に渡している糸は針にかかっている目と一緒に抑えるようにしました。
それと、これはわたしの編み癖なのですが、裏に渡す糸をきつくなりすぎないように、ゆるめに渡すようにしていたのですが、どうやら緩すぎる傾向があったらしいことに気が付き、これまでよりも気持ちきつめに渡すようにしました。
裏側はこんな感じです。
ついでにですが、わたしは編み込み模様を編むときはヤーンガイドを使います。
フランス式で編んでいる人で、「糸が絡まる」という人は試してみてください。
ヤーンガイドってなに?
どんなヤーンガイドが良いの?
という方はこちらをどうぞ。
増し目のやり方を変えるとDIAMOND YOKEがきれいに編める
ダイヤモンドヨークはトップダウンで、ヨークの模様を編みながら増し目をしていきます。
この増し目の方法ですが、編み図(パターン)どおりならば、 目と目の間の渡り糸(シンカーループ)をねじって増し目する方法です。
最初はこの方法で増し目をしていたのですが、ねじり増し目をした左右の目が引っ張られて編み地が汚く見えました。
そこで増し目で編み地が乱れない方法として、掛け目をして次の段でねじり目をする方法に替えてみます。
そしてこれが実際のビフォー・アフターです。
ビフォーアフターが画像だと伝わらないんだけど。
— Popknitter.chicchi (@popknitter) October 31, 2023
amuhibiknit さんのDIAMOND YOKE。
ねじり増し目で増し目すると左右の目が引き連れて編み目が乱れるから、かけ目して次の段でねじり目にしたらキレイになったからこれで行く。 pic.twitter.com/RWVVpk7zeT
画像だと分かりにくいですが、かなり改善されています。
もしヨークの編み込み模様の編み地が乱れていると思ったらこの方法を試してみてください。
『ここがモヤモヤ』改善方法求む
前章の見出しで」DIAMOND YOKEをきれいに編むポイント」なんて言ってるくせに、一つだけ良くない出来栄えポイントがあります。
それは編みくるんだ糸が表から見えることです。
◯のところが表から編みくるんだ糸が見えてしまったところです。
編みくるみ方が下手なのか、そんなもんなのか…。
そんなもんだとすると、編みくるむときの渡りの目数をもう少し減らさないと…。
なのでしょうか?
これだけがモヤる出来栄えでした。
まぁ、全体的に見えると、サイズ感がバッチリだし、わたしに似合っていると思うので、満足と言えば満足です。
編みくるんだ糸が見えてしまう問題の解決方法をご存じの方がいたらぜひともご紹介ください!
MOTAバージョンを編んだ感想
好きな手触りだけど痒いかも。
これがMOTAという糸を初めて触ったときの感想です。
「これ、痒そうだな」と編みながらずっと思ってましたが、水通しをしたら驚くほどに柔らかくなりました。
DARUMAのチェビオットウールも水通しするまではチクチク、ガサガサしているのですが、水通しをしたらふっくらしましたし、太さも近いと思うので、チェビオットウールを代用糸にしても良いかもしれません。
さて、MOTAという糸は以下の記事↓で紹介しているわたしが一番好きな方法で糸を繋ぐことができる糸で、糸始末が、編み始めと編み終わり、糸の切り替えの部分だけだったので仕上げがすごく楽でした。
この糸好きだわ。
ということで、DIAMONDO YOKE MOTAバージョンプロジェクトはこれにて完了です。
次からは春物を編み始めます!