みなさんは編み込み模様は得意ですか?
わたしは苦手です!
でもInstagramで一目惚れしたEmber Swaeterがどうしても編みたくてがんばりました!
これまでに編んだ編み込み模様は、並太糸のミトンと極太糸のロピーセーターで、一段に2色の配色だし、ひたすらメリヤス編みだったので、そんなに難しいとは思いませんでした。
ですがEmber Sweaterは、糸は細いし(中細)だし、一段に3色の配色があったり、ねじりゴム編みをしながら配色したりと見た目以上に大変です。
で、きれいに編めずに簡単な仕様にアレンジしちゃいました。
今回は、編み込み模様の初級レベルのわたしがぶつかった壁を乗り越えるためのチートを紹介します。
スキルが足りないならチートグッズを使えばいい
イメージ通りに仕上げるためには、パターン通りに編むことが重要ですが、慣れない糸(太さ、滑り具合など)や慣れない動作だと自分のスキルだけではキレイに編めないことだってあります。
がんばって自分のスキルを上げることも大切だし、できるようになったらすごくうれしいですが、世の中には便利なグッズもありまして、それがあるなら使えばよいのです。
編み物は修行・苦行ではありません。
ここのデザインはアレンジしたくない!1段で3色編み込みを頑張る
同じデザインでも色が違うだけでイメージはがらりと変わるものですが、一段に3色使うところを2色にしてしまうと計算されて作られた模様そのものが変わってしまいます。
難問の3色配色はヨーク部分。
もはやこのセーターの模様のメインともいえる部分です。
ここの色数を変えるのはさすがに避けたい。
ということで、頑張るしかありません。
でも、あるチートグッズを使うと一気に編みやすくなります。
編み込み模様のための道具、ヤーンガイド
編み込み模様を編むための道具を使うのはチートとは言わないですねw
でも、編み込み模様を編むのにヤーンガイドを使わない人もいるんですよ。
心底尊敬します。
さて、1段で3色の配色の何が難しいのかというと、糸が絡まることと、指にかける糸のテンションがバラバラになり棒針に糸をうまくひっかけることができなくなって、編み目の大きさが定まらなくなり見栄えがすごく悪くなることです。
そんなときに大活躍するのがヤーンガイドです。
もともと持ってはいたのですが、サイズが合わなかったり、2色までしか使えなかったりしてこと足りません。
そこで入手したのはクロバーのヤーンガイド。
詳しくこちらの記事を参照してください。
編むスピードが全然違いますし、何より糸のテンションが安定します。
あまりにも見た目に違いが出たので一度全部ほどいて編み直しました。
編み直してみると、同じ段数編んだのに2回目に編んだ方が消費する糸が少なくなっていました。(およそ1段分はあまりました)
ヤーンガイドはチートグッズではなく神器です。
時には諦めも肝心
これは諦めよう・・・。ねじり目+裏編み+二目一度+配色
色数を減らすと模様そのものが変わってしまうから色数を減らすのは避けたいと言いましたが、あきらめて色数を減らした部分があります。
そこは袖口。
ヨークは誰でも最初に目につく部分だけど、袖口は見ようと思わないと見ないだろうという判断で、本当は2色で編むところを1色に減らしました。
ねじりゴム編みをしつつ、編み込みって難しすぎる!
袖口の何が難しいって、ねじりゴム編みをしつつ配色することです。
メリヤスだけの編み込み模様だって糸のテンションにかなり気を遣うのに、ねじり目なんて加わったら、手がつります。
2色の糸のテンションを保ちつつ、ベース糸でねじり目と裏編み(ねじりゴム編み)を交互にし、左上二目一度、配色糸で表編み、ベース糸の糸で右上二目一度、ねじり目と裏編みを
交互に・・・。
さらに配色糸を裏に渡すときの目数が多い時はメインカラーで編みくるむのですが、渡す糸のよい配分の目数のところが裏編みになり・・・。
どうやって編みくるむん?
で、何度もやって汚くてほどいて…。
神経すり減るし、手はつるし!
がんばったのに編み地が汚いし!
。゜゜(´□`。)°゜。ワーン!!
ということで、袖口の配色をあきらめてメインカラーのみで模様編みしました。
配色しなくてもカワイイじゃないの!
ということで、これが完成品です!
まとめ
Ember Sweaterは色遣いを変えることはもちろん、半袖バージョンのレシピもありますので、バリエーションは無限大。
Instagramの#EmveSweaterのタグをフォローしているのですが、世界中の人が色とりどりの糸で編んでいて、見ているだけでも楽しいです。
そして確かに難しいのですが、編んでいてとても楽しいセーターでした。
使用した糸はYarnaholicさんがEmber Sweaterのために【色合わせセット】です。
※今ではSOLD OUTですがどんなものだったの こちら から見ることができます。
これまでには、中細ほどに細い糸でウェアを編んだことがなかったのですが、これで細い糸でウェアを編むが楽しくなりました。
パターンはこちらから購入できます。