最近のお気に入りの編み針、ニットプロのシンフォニーウッド・付替可能輪針。
適度な針先の尖り具合と滑りの良さ、カラフルでおしゃれなデザインが最高です。
針の号数は印刷されているのですが、これが使っているうちにだんだんと消えてしまうのです。
今回はわたしがとっている消えないための対処方法と、うっかり消えてしまった針の号数の確認方法を紹介します。
号数の表示が消えないようにする方法
まずなぜ号数が消えてしまうのかというと、編んでいるうちに編み糸との摩擦で印字が削られるからです。
だったら削れないようにカバーをすれば良い。
ということでたどり着いたのが、ネイルで使うトップコートです。
セロハンテープ等の透明のテープを貼る方法も考えましたが、編んでいるときに糸に引っかかりますし、テープが剥がれたときに一緒に号数も剥がれる危険性が高いです。
ですので、買ってすぐに号数の部分にトップコートを塗っておきます。
これをやっておくと消えにくくなります。
ただし消えにくくなるだけで、絶対に消えないワケではありません。
トップコートを一度塗ってどれくらい持つかというと、レディースカーディガン一枚編み終わる分には保ちません。
上記の記事で編んだカーディガンの裾、袖口、前立て以外をニットプロの付替可能輪針の9号で編みました。
完成して気がついたら号数が消えていました。
ウェアであれば、トップコートを塗って対処していたとしても完成まで持たないので、こまめに塗り直すようにしましょう。
塗り方のコツは薄めに塗ること。
長持ちするように厚く塗ると塗った箇所だけ太さが変わってしまい、糸の滑りが悪くなります。
分からなくなっても大丈夫 棒針の号数を確認する方法
対処をうっかりし忘れて消えてしまっても大丈夫。
棒針の号数が分からなくなっても確認する方法があり、号数が簡単に確認できるツールもあります。
ここでは号数が確認できるツールと使い方を紹介します。
ニッターなら持っておきたい 棒針ゲージ
ニッターなら面倒くさがりやさんでなければたいていの人は編み始める前にゲージをとっていると思います。
ゲージをとるとき、何を使っていますか?
わたしが使っているのはクロバーのニットゲージ カウントフレームです。
この棒針ゲージ、何のために付いてるのか疑問だったのですが、この為だったんですね。今まで使いどころが分かりませんでした。
さて使い方ですが、穴に針を通してぴったりの場所がその針の号数ということになります。
わたしのように「これ何の為に?」思いながら棒針ゲージ持ってる人、他にもいませんか?
その他のツール
棒針ゲージがなくても他の道具で代用ができます。
棒針の号数は針軸の太さなので、針軸の太さから号数が割り出せます。
ここでは針軸の太さを測る方法を紹介します。
ノギス
どの家庭にもあるわけではないですが、DIYが趣味であれば持っていそうなツールです。
自分が持っていなくても、家族の誰かが持っているかもしれません。
ノギスの使い方はこちらで詳しく解説されています。
※最近ノギスの使い方を間違えている人がいたので初めての人は使い方を確認してください。
コンパス&定規
ノギスがあれば一発で針軸の太さが分かりますが、ノギスがなければ次はコンパスと定規です。
コンパスで針を挟んで、その幅を定規で測れば針軸の太さが分かりますね。
これらを使う職業の人か学生が家族にいれば持っているかも。
ツールなしでどうにかする
もはやプロの技の『勘』。
号数が消えた前後の号数を持っていれば、触った感覚で「◯号だな」って勘で分かります。
あとは棒針ケースで号数を整理して普段からしっかり管理をしておくのが良いでしょう。
ニットプロのシンフォニーウッドの付替可能輪針、せっかく使いやすいんだから、メーカーの方で号数が消えないように対処して欲しいなぁ。
これから購入を考えている人は消えないように、使う前に対処をしておきましょう。
おまけ 棒針のサイズ一覧(日本の仕様に限る)
せっかくなので棒針のサイズを一覧表にしました。
何かにお役立てください。
号数 | 針軸の太さ(mm) |
---|---|
0号 | 2.1 |
1号 | 2.4 |
2号 | 2.7 |
3号 | 3.0 |
4号 | 3.3 |
5号 | 3.6 |
6号 | 3.9 |
7号 | 4.2 |
8号 | 4.5 |
9号 | 4.8 |
10号 | 5.1 |
11号 | 5.4 |
12号 | 5.7 |
13号 | 6.0 |
14号 | 6.3 |
15号 | 6.6 |
ジャンボ7ミリ | 7 |
ジャンボ8ミリ | 8 |
ジャンボ9ミリ | 9 |
ジャンボ10ミリ | 10 |
こうやってまとめていて気がつきましたが、針軸の太さ(1〜15号)って0.3ミリずつ太くなっているんですね。
等差数列だったのか…。
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