この記事は2020年12月12日に公開した記事をリライトしました。
みなさんは編み込み模様を編むときに悩みはないですか？
わたしは指に掛けている糸が緩んできて、スムーズに棒針に糸を引っかけることができず編むのに時間がかかっていました。
この糸が緩む問題の解決方法はタイトルの通り、たった一つのアイテムを使うことで解決します。
そのアイテムとはヤーンガイドです。
でもヤーンガイドにも種類がありまして、最終的には3種類のヤーンガイドを手に入れたのですが、わたしとは相性が悪いものもありました。
今回は編み物神器と呼ぶにふさわしい、それぞれのヤーンガイドをレビューしていきます。
編み込み模様は糸の緩み＆絡まりとの闘い
わたしはフランス式で編んでいます。
フランス式で編み込み模様を編むときは、下の画像の様に糸をかけますよね。
この状態でも難なく編める人もいますが、わたしは指にかけている糸が緩んできて、針に糸を引っかけるのに時間がかかり、編むのがすごく遅くなります。
長らくその問題はわたしを悩ませ、編み込み模様を編むのを遠ざけてきましたが、世の中にはたくさんの人が編み込み模様を編んでいるのだから「わたしにもできるはず！」と思い立ち解決方法を調べました。
フランス式は編み込み模様が編みにくい？
指に掛ける糸が緩んでしまうのは、複数かけている糸の緩み・張りの調整が、すべての糸に均等にできないからです。
ところで、みなさんの編み方はフランス式ですか？アメリカ式ですか？
両方できます！
という人、あなたは選ばれし者です。
もはやヤーンガイドなんてなくても大丈夫でしょう。
フランス式で左の指、アメリカ式で右の指にそれぞれ糸をかけて編めばいいのです。
これまでどおり自分のスキルを活かしてハイブリッド編みをしてください。
編み物神器・ヤーンガイドを採用
神器だなんて大げさだと思います？
そんなことないですよ。ヤーンガイドはブラザーの毛糸ゆのし器並みに素晴らしいものです。
前述のように一本の指に複数の糸をかけるとどうしても緩んだり、上下が入れ違ったりします。
緩むと針に引っ掛けにくくて編むスピードが遅くなります。
また編み込み模様は、裏でキレイに糸を渡すコツとして
地色の糸と配色糸のを上下を一定に保つ
というものがあります。
指に掛ける糸の上下が入れ替わると裏で渡す糸の上下も入れ替わってしまいますし、それを正そうとすると時間もかかります。
そこで登場するのがヤーンガイドです。
個人的に最高のヤーンガイドはクロバー製！
ヤーンガイドにも種類があります。
わたしが持っているのは3種類。
ではそれぞれのヤーンガイドの使い心地を紹介します。
Prym 指にかぶせるタイプのヤーンガイド
こちらはドイツのメーカーPrym社製。
わたしはオカダヤで購入しました。
糸を通すところが狭いので太い糸には向きませんが、4本の糸を通すことができます。
指先にキャップのように被せて使うのですが・・・。
ゆるゆるで使えません！すぐにすっぽ抜けます。
指サックをした上からなら使えるかもしれないけど、指サックなんかしたら指の感覚が鈍るじゃん。
編めないじゃん。
でも、サイズが合うなら良さげです。
購入のときには、ご自身の指のサイズと相談してください。
切込みがある形状なので、多少指の方が太くても使えるようです。
参考までに、わたしの人差し指の糸をかけるあたりの太さは、指輪でいうなら3号＝内径1.35cm／内周約4.25cmで、指の外周が約4.3cm。
製品としては内径が1.7cmなので、そりゃデカイ…。
↓こちらから購入できそうです。
《Prym》プリム ドイツ・ニット用シンブル 4色用ヤーンガイド
※楽天市場に移動します。
※あくまで参考としてリンクを貼りました。在庫の確認や他店との価格の比較等はご自身でお願いします。
Prym リングタイプのヤーンガイド
こちらもPrym社製です。
自作できそうな感じの、ワイヤーをくるくると巻いたようなヤーンガイドです。
これもオカダヤで購入したもの。
糸を引っかけるリングが大きめなので、過去に編んだロピーの太糸もなんなく通りました。
こちらもわたしの指には少し大きくて、指がむくんでいるときにはちょうどいいけど、ふだん糸をかけるところよりも深い位置に来てしまいます。
人差し指に糸をかけるとき、かける場所は人それぞれです。
わたしと同じくらいの指の太さの人でも、指の付け根近くに糸をかけるならばちょうどいいかもしれません。
ただし通せる糸は2色までです。
無理やり3色で使っていましたが上記の画像をよく見るとわかる様に、ブラウンの糸がワイヤーの隙間に引っかかって糸がうまく送れませんでした。
さらにヤーンガイドに対して糸が細すぎたのか、ちょっと油断して糸が緩むとガイドから糸が外れてしまい、効率がかなり悪くなってストレスになることだけが残念。
↓こちらから購入できそうです。
《Prym》プリム ドイツ・ニット用シンブル 2色用 ヤーンガイド
※楽天市場に移動します。
※あくまで参考としてリンクを貼りました。在庫の確認や他店との価格の比較等はご自身でお願いします。
クロバー ヤーンガイド
わたしにとってのNO.1のヤーンガイドはこれ！
日本のメーカー、クロバー製のヤーンガイドです。
わたしの指にはこのヤーンガイドがぴったりでした。
なので、わたしと同じくらいの指の太さ〜わたしより細い指の人にはこのヤーンガイドをお勧めします。
かぶせるタイプのようにすっぽ抜けることもなく、リングタイプのように深く入りすぎることもありません。
そして4色まで使えます。
ちょっと太めの指の人には前述のヤーンガイドのどちらかが良いと思いますが、標準的な日本人女性の指ならばクロバーのヤーンガイドが一番オススメです。
しかしクロバーって日本のメーカーなのに、なぜ海外でしか販売していないのでしょうか…。
本当になんで？
【朗報】クロバーのヤーンガイドが国内で販売されるようになりました！
さて、一番オススメのクロバーのヤーンガイドですが、以前にこの記事を公開していた2020年12月12日時点では、国内の手芸店ではどこも取り扱いがありませんでした。
実店舗はもちろん、ネットショップでも「現在取り扱っていません」とあったり「在庫なし」という状態です。
ですが今では国内で買えるとのこと。
クロバーさんの⬇️の投稿でコメントしてみたら…。
このような回答をいただきました！
今は国内でお買い求めいただけます❣
取り扱いにつきましては、お近くの手芸店さまにお問い合わせくださいませ。
ちなみに似たような製品はこちらから買えます。
chiwanji 指ぬき 編み物 毛糸ガイド 金属糸ガイド フィンガーガイド 織り道具 編み物用品 編みアクセサリー 6点セット
※Amazonに移動します。
※わたしが持っているヤーンガイドと同社製品かは未確認です。
※あくまで参考としてリンクを貼りました。在庫の確認や他店との価格の比較等はご自身でお願いします。
まとめ
今回紹介した3つのヤーンガイド、どれもそれぞれ良い道具です。
よく編むのは太糸なのか、細糸なのか、指は太めか細めか。
多色使いか、2色までか。
ご自身の指のサイズやよく編むもので、自分にあったものを見つけてください。
わたしもなかなか自分に合うものに出会えなくて「自作する？」と思ったことがあります。
ここまで読んでくれた人にも「自作できないかな？」って思った人いますよね。
そこで作り方を公開してくれている人がいるので、そちらの記事を紹介します。
ちなみに代用という考えもありますので、ヤーンガイドを代用されている人もご紹介。
お嬢さんのおもちゃの指輪を拝借したようです。
みなさん、いろいろ思いつくものですね。
でも、クロバーのヤーンガイドがふつうに購入できるようになったので、自作を楽しむのが目的ではない場合は購入したほうが早いですね。