良くも悪くもニットプロの付け替え輪針を使い続けてわかったこと

お役立ち

過去記事の【今の道具に満足してる? 自分に合う道具の見つけ方で紹介したニットプロのシンフォニーウッド。

この記事を公開した時点では、使い方が限定されていたので気がつかなったけど、しばらく使い続けてわかったことがあります。

それは「ニットプロの付け替え輪針ではマジックループがやりにくい」ということ。

今回は改めて気がついたこの点に重きをおいて、前回とは違った視点からレビューしてみたいと思います。

前回のレビューはこちら↓

今の道具に満足してる? 自分に合う道具の見つけ方
わたしは編み物を初めてから25年以上経ちますが、編むスピードはそんなに早くありません。 早く編めればもっとたくさんの作品が編めるのになぁ。 そう思い続けて1年経ち、何をしたら早く編めるのか考えてみました。
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なんで?ニットプロの付け替え輪針だとマジックループがやりにくい!

まずニットプロの付け替え針にはわたしが使っているノーマルと、短い付け替えコード用のショートがあります。

違いはノーマルの付け替え針は短いコードに対応していないということ。
詳しいことはニットプロの専門店のこちらをご覧ください。

https://www.nanatsumugi.com/html/page2.html

ニットプロの付け替え輪針の購入を検討していたときは以下のように考えていました。

付け替え針のサイズ、針のばら売り、コードと針の接合部分について確認をした結果、難点は短いコードにしたい場合は短いコード用の付け替え針を買わないといけないということですね。

この点についてはわたしはマジックループで編んでしまうので問題ないでしょう。

このレビュー記事を書いたばかりのころはこのように、「短いコードがなくてもマジックループにすればいいやー」と気軽に考えていました。

ですが、ニットプロの輪針はマジックループに向いていません。
※個人的な感想です。

コードの硬さと編地への影響

いつもメインで使っているのはニットプロの付け替え輪針なのですが、すべての号数を揃えているわけではないので、持っていない号数を使いたいときはクロバー社の『匠(たくみ)』を使っています。

以前も書いたように、ニットプロのほうが糸の運びがスムーズです。

ですが、コードがちょっと堅いのです。
クロバーと比べると結構堅さに違いがあります。

コードが堅いと、編地が広がります。

マジックープがわからない人は以下の動画を参考にしてください。

コードが堅いと、編み地の折り目から引き出したコードが広がろうとします。
編み地の強さよりコードが広がろうとする力の方が強いと、折り目になった編み地が広がってしまいます。

そのことに気が付いてからマジックループで編むならクロバーの輪針で編むようにしました。

そもそもマジックループってどうよ

わたしはマジックループを知ってから袖口やミトンなど口が小さい作品を編むときはマジックループにしていますが、クロバーの輪針でマジックループにしても結局はちょっと広がります。
後で馴染むんですけどね。

さて、これはマジックループがあまり好きではない人の意見です。

「コードを引き出す作業がなんか嫌なんだよね。」

なるほどです。この意見はすごく分かります。
わたしもちょっと怠いなぁと思います。

個人的にマジックループで一番嫌なことは、コードを引き出すときにうっかり引っ込めてしまい、また編み地の半分のところから引っ張り出すことです。

マジックループで編んでいたものをおやすみさせている間に、こうなっているとちょっとしょんぼりします。

それでもわたしがマジックループにしている理由なのですが、「4本針の方が、針と針の入れ替え部分が伸びるのがいや。」だからです。

でも結局これはマジックループでも同じなんです。

4本針よりマシですが、コードを引き出す個所の編み地は少し広がります。

ちなみに、付け替えではありませんが、新しくなった匠の輪針ならマジックループがやりやすいかもしれないです。マジックループ批判してしまったのでフォローというかなんというか…。

気になっている方はこちらを参考にしてください。

『クロバー輪針「匠」がリニューアルされます』
所長の伊藤です。  編物道具・手芸道具の大手メーカー・クロバー株式会社といえば、もうみなさんはご存知ですよね。編物に限らず、手芸をたしなむ人は、必ずと言っても…
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なんだかんだ言っても結局はニットプロのシンフォニーウッド

前述のマジックループが好きではない人にさらに聞いてみました。

「4本針だと針の入れ替えの部分が広がりません?」

「広がるよ。でも針を入れ替える個所を少しずつずらすといいよ。段の始まりはマーカーをつけてね」

なるほど。
確かに広がる個所が毎段、または数段ごとにずれていれば広がりは目立たないですね。

やっぱり大好きニットプロそして輪針

マジックループはさておき、輪針って最高ですよね。

輪編みはスムーズだし、どデカイものだって往復編みができます。

ニットプロのシンフォニーウッドは、匠の竹製のものと比べて針先が少し鋭利で表面も滑らかで糸の運びもスムーズです。

問題はわたしが持っているノーマルの付け替え針だと、短いコードに付け替えられないこと。

ショートの付け替え針ならば短いコードも長いコードも使えるんじゃないの?
最初から付け替え針をショートにしておけば良かったんじゃないの?

と思っていたら、同じことを思う人はいるものです。
とてもよくまとまっているので、ニットプロの付け替え輪針を買おうか悩んでいる人はこちらの記事を一読しておくことをおススメします。

ニットプロ(Knitpro) の40㎝用・短針付け替え用輪針は、通常サイズの代わりになるのか?使い心地や気づいたことなど – My Cup of Tea

結果的には、手が小さい人ならショートの付け替え針があればノーマルの付け替え針はいらないかもってことですね。

4本針を見直そう

小さい輪編みをするときは、4本針派の人が教えてくれた方法で編めば、わたしが一番嫌っている「編み地が伸びる問題」は解決です。

それに袖口や帽子のトップくらいに小さい輪編みは、結局マジックループだとコードが柔らかいとしても編みにくいと思っていました。

ちょっと4本針を見直してみようかな…。

4本針は、クロバーの匠シリーズでもニットプロでも販売されています。
どちらがいいのかは、やっぱりニットプロかな。

クロバーはすでにいくつかの号数を持っているけど、ニットプロのものは持っていません。
必要になったときにお財布に余裕があったら購入して使ってみようと思います。

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