「指定糸って高いし、代用の仕方もよくわからない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
本記事は、編み物歴35年のわたしが 指定糸や代用糸に対する考え方 をお伝えするものです。
「代用糸の選び方や必要量の計算」といった具体的な方法は別の記事でまとめていますので、よろしければそちらも参考にしてくださいね。
指定糸じゃないと編めないという人は一定数いるようですが、もう少し肩の力を抜いて自由に糸を探すことを楽しんでほしいと、わたしは思います。
今回は指定糸に不満を抱く人に、ちょっとだけ聞いてほしいお話です。
「指定糸じゃないとダメ?」と感じたときに

かなり昔ですがSNSを見ていたら、こんな声を耳にしました。
- 指定糸じゃないと不安で踏み出せない
- もっと手に入れやすい糸の提案がほしい
昨シーズンから編み物ブームが続いているので、今でも同じように思っている初心者は多いのではないでしょうか。
だけど、糸を変えて編んでみたら意外と素敵に仕上がることもあるし、指定糸だからと言ってその糸がすごく良い糸(手触りとかね)というわけでもありません。
デザイナーが糸メーカーから依頼されてビジネスとしてそれを指定糸としている場合も多いので、実はデザイナー自身が「別の糸で編みたいな」と思っていたりします。
なのでむしろ「糸を選ぶこと自体が編み物の楽しみ」だと考えましょう。
代用糸で広がる編み物の世界

指定糸にこだわりすぎると「買えない」「高い」「手に入らない」といった理由で編むことを諦めてしまうかもしれません。
でも、それはもったいないこと。
ちょっと調べてみる。
ちょっと考えてみる。
その「ちょっと」が積み重なると、自分だけの発見や工夫につながります。
代用糸で編むからこそ得られる楽しさがあるんです。
具体的な代用糸の決め方は、こちらの記事にまとめています。
まとめ|気持ちを軽くして編もう
指定糸が高い、代用糸がわからない。
そんなときこそ「完璧にしなくても大丈夫」と肩の力を抜いてほしいなと思います。
編み物は「決められたとおりにやる」だけではなく、自分で工夫して楽しむこともできる趣味です。
気楽な気持ちで糸を選び、自由に編んでみましょう。
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