この記事は2019年2月25日に公開した記事をリライトしました。
過去に公開している記事、編み物に興味がある人へ—一緒に編み物を楽しもう!— にて、あったら便利なグッズとして「基礎の本」をリストアップしました。
基礎の本はいくつもあって、どれを選んだら良いのか分からなくなりませんか?
そこで今回はわたしの失敗談を交えながら、初心者が基礎の本を選ぶ時のポイントと、オススメの本を紹介します。
編み物の初心者はここに注目!失敗しない本の選び方
編み物をすればするほど、手持ちの基礎の本1冊では足りないことは出てくるもので、別の基礎の本も欲しくなったりするものですが「さすがにこれでは情報が少なすぎでしょう」と思った本があります。
それはこの本です。
本のタイトルが「棒針あみとかぎ針あみの基礎」となっていますね。
そう、棒針編みの基礎とかぎ針編みの基礎が一冊にまとまっているのです。
一冊で二つの編み方の基礎が載っているなんてお得!
この本を買った頃はそう思っていました。
しかしこの本は、棒針編みもかぎ針編みも、どちらも掘り下げが浅いのです。
言ってしまえば、なくても困らなかった…。
このことから学んだことは、棒針編みもかぎ針編みも奥が深いので、いくら基礎の本とは言え一冊の薄い本で収まるワケがないということです。
この本で一つだけよかったことは、ゴム編みの作り目を学べたことでした。
(今なら動画で見られるけどね。)
この失敗の後にいろいろな基礎の本を見てわたしが気がついた、初心者が基礎の本を選ぶ時のポイントはこちらです。
もし一冊の本で、かぎ針・棒針(またはアフガン編み)が知りたい場合は、こちらの記事で紹介している本がオススメです。
何から編みたい?編みたいもので初めての一冊を決めましょう
まずは小物から!という人にイチオシの本
まずは小物から始めたいという人におススメの本はこれです。
わたしはこの本を持っていないのですが、ふらっと立ち寄った書店で見かけて開いてみると「もっと早く出会っていれば絶対に買っているなぁ」と思えるほど素晴らしい内容でした。
この本の良さは、19作品のレシピが掲載されていることです。
そして全体的にデザインがかわいい。
STEP1~STEP5の構成で、作り目やガーター編みから始まり、交差編みなどの一本の糸からできる模様はもちろん、複数の糸を使って模様を編んでいく編み込み模様が編めるようになります。
楽しみながら一つずつ作品を編むことで、様々な技術が身に付きます。
セーターが編みたい人におススメの本
こちらの記事でも触れていますが、はっきり言っていきなりセーターを編むのは、おススメしません。
でも「なにがなんでも絶対にセーターが編みたい!」というチャレンジャーにはこの本がオススメです。
【棒針編み困ったときに開く本 (本当に知りたかった基礎のキソ)】
この本にはセーターの編み方はもちろん、糸の種類や選び方も詳しく解説されています。
『お悩みQ&A』では初心者が悩みがちな段や目の数え方も解説されていますし、『テクニックガイド』では減らし目の考え方がかわいいイラスト付きで解説されていて、一生モノの知識が身につきます。
『セーターナビゲーション』では、ど定番のセーターが編めるようになっていますので、基本のセーターの編み方を身につけたい人にはオススメの本です。
小物が編みたい人・セーターが編みたい人、それぞれにおススメの一冊を紹介していますが、もちろん2冊とも持っていても損はないです。
終わりに
今回紹介した2冊の本は、それぞれ2013年・2015年の発行で、かなりの年数がたっています。
セーターも小物も流行というものがあるので、古い発行の編み物のパターンは「ちょっとダサい?」と思うこともありますが、今回紹介した本に掲載されているシンプルなメリヤス編みのセーターは時代を選ばないし、小物も今身に着けても全然違和感がないと思います。
せっかく編み物を始めるなら楽しい方が良いですよね。
だからこそ最初は、編んでいてわくわくするような作品を選びましょう。
今回紹介した本以外にも、たくさんの初心者向けの本がありますので、先にまとめている、初心者が基礎の本を選ぶ時のポイントを意識して、ご自身にピッタリの本を見つけてください。
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